iPhoneを発火させないように使う方法
今年の夏は例年より暑くなるという予報が出ています。
そんな夏に気をつけたいのがiPhoneのバッテリーの発火です。
発火までしないとしても高温でiPhoneのロジックボードが損傷して再起不能になる可能性が高くなります。
数年前の夏は文鎮化したiPhoneが続出しました。
そんな悲しい出来事にならないようにするには、どうしたらいいのでしょうか。
目次
- iPhoneが発火した事例
- iPhoneが発火する原因
- iPhoneの発火を防ぐために
- iPhoneを発火させないように使う方法 まとめ
iPhoneが発火した事例
2019年
愛知県で購入後2週間のiPhoneXRをこたつの上に置いていてiPhoneの温度が上がり発火して火災になり住人が気道熱傷で死亡
- この事件はこたつの上に長時間iPhoneを置いていて内部温度が上がりバッテリーが発火したようです。
2016年
オーストラリアでiPhone7が発火し自動車が炎上する火災が発生
- この事件は車のダッシュボードにiPhoneを長時間置いていたのが原因のようです。車のダッシュボードも夏ばはかなり暑くなりますからね。
iPhoneが発火する原因
iPhone自体はいきなり燃えたりしませんが、中に入っているバッテリーが発火の可能性があります。
iPhoneの中に入っているバッテリーはリチウムイオンバッテリーというバッテリーで最近では色々な製品に使われているメジャーなバッテリーです。
小さくてハイパワーなバッテリーで繰り返し充電にも対応しているという素晴らしいバッテリーなのですが、小さいバッテリーから高出力でエネルギーを出すことができるということは、バッテリーの中にびっくりするくらいのエネルギーが入っているのです。
このエネルギーの塊を高温にさらし続けたり衝撃を与える、また傷をつけるなどすると発火の原因になります。
iPhoneの発火を防ぐために
Appleによると
極端な周囲温度は避けてください。
お使いのデバイスは、16°から22°C(62°から72°F)を理想的な快適ゾーンとして、幅広い周囲温度で良好に機能するように設計されています。デバイスを35°C(95°F)を超える周囲温度にさらさないようにすることが特に重要です。これにより、バッテリー容量が恒久的に損傷する可能性があります。つまり、特定の充電量である限り、バッテリーはデバイスに電力を供給しません。高い周囲温度でデバイスを充電すると、デバイスがさらに損傷する可能性があります。推奨バッテリー温度を超えると、ソフトウェアは充電を80%以上に制限する場合があります。バッテリーを高温の環境に保管しても、不可逆的に損傷する可能性があります。非常に寒い環境でデバイスを使用すると、バッテリーの寿命が短くなることがありますが、この状態は一時的なものです。バッテリーの温度が通常の動作範囲に戻ると、パフォーマンスも通常に戻ります。
充電中に特定のケースを取り外します。
特定のスタイルのケース内にあるときにデバイスを充電すると、過剰な熱が発生し、バッテリー容量に影響を与える可能性があります。充電時にデバイスが熱くなっていることに気付いた場合は、最初にケースから取り出してください。Apple Watch Editionモデルの場合、磁気充電ケースのカバーが外れていることを確認してください。
こういった注意書きが出るくらい熱には注意をしなければいけないということです。
iPhoneを発火させないように使う方法 まとめ
iPhoneが発火するのは稀なケースですが、高温にさらし続けると精密機械のiPhoneにとってメリットは一切ありません。
Appleの公式のアナウンスでケースを外して充電してくれと書いているくらいです。
筆者は裸族なのでiPhoneはいつでも風通しがいい状態になっていますが、ほとんどの方はケースに入れていますので真夏は危険かもしれません。
ケースを外して持ち歩くのは不安でしょうから、放熱性の良いケースを使いましょう。
一時期はやったバンパータイプやQi対応でないならアルミボディもいいでしょう。
入手が難しいならプラスチックのタイプなどでも。
シリコン系のケースは熱伝導率が低いので内部に熱が溜まるのでオススメしません。
冬場は温度を保ってくれていいのですが、夏場はダメです。人間が真夏にダウンジャケットなど着ているような状態になります。
人間がダメなことは基本的にiPhoneもダメですので、iPhoneの温度管理には十分に気をつけましょう。