iPhoneを使う上での回線障害に対して対してリスクヘッジを考えてみる

7月1日の深夜からAUが大規模な通信回線の障害を出しています。
この記事を書いている7月3日10:20分現在でも復旧していないようです。

総務省は2日、KDDIに早期復旧と顧客への周知を求めています。

電気通信事業法では、119番など緊急通報を扱う通信サービスで3万人以上に1時間以上の影響が出た場合は「重大な事故」とみなし、総務省への報告を義務づけていて21年10月にはNTTドコモで29時間にわたる通信障害が発生し、総務省は重大事故としてドコモを行政指導した。ソフトバンクでも18年12月に大規模通信障害が発生しています。

このように通信回線の大規模障害というのは意外と頻繁に発生しているというわけです。

また、現在は以前と違い回線設備を貸し出して営業をするMVOやMVNOなどのいわゆる格安SIMもありますので、今回のトラブルはAUだけでなく様々な携帯キャリアに影響を及ぼしています。

 

目次
  • 回線障害とは
  • 回線障害に対する備え
  • 筆者の携帯電話回線のリスクヘッジ
  • iPhoneを使う上での回線障害に対して対してリスクヘッジを考えて見る まとめ

回線障害とは

言葉通りなのですが、今回の場合は携帯電話のネットワークに対する障害です。
家庭用の電話のような線でつながっているわけではないので分かりにくいですが、携帯電話は電波でつながっています。

この場合、有線と違って事故で断線するなどということはないので多少は安心感があります。
電波なので天候に左右されたり建物の事情でなどはあります。雷にも弱いです。

今回の障害は通信経路ではなく、その通信を制御するサーバー側でトラブルが発生したようです。

回線障害に対する備え

通信回線に対するリスクヘッジの基本は回線を2本以上持つことです。
予備回線ですね。

iPhoneではiPhone XR以降の機種であればeSIMとの組合せでiPhone1台で2回線を常に持ち歩くことができます。

https://support.apple.com/ja-jp/HT209044

eSIM でデュアル SIM を活用する

eSIM はデジタル SIM です。物理的な nano-SIM を使わなくても、通信事業者 (キャリア) のモバイル通信プランをアクティベートすることができます。iPhone 13 Pro Max、iPhone 13 Pro、iPhone 13、iPhone 13 mini では、eSIM を 2 つ有効にするか、nano-SIM 1 枚と eSIM 1 つを組み合わせてデュアル SIM を利用できます。iPhone 12 モデル、iPhone 11 モデル、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR は、nano-SIM と eSIM を組み合わせたデュアル SIM に対応しています。1

2回線準備する上での注意点は同じ系統のキャリアを2つ入れてもリスクヘッジにならないと言うことです。

例えば今回トラブルがあった

  • AU+POVO
  • AU+UQ

このような組合せにしてしまうとリスクヘッジになりません。
またdocomoをメインで使う場合はdocomo回線を使った格安SIMは多いので注意が必要です。
docomoの回線を使っている格安SIMキャリアは多すぎるので列挙はしませんが相当数の格安SIMがdocomo系の回線です。

最近楽天un-limitが0円運用を廃止するというニュースが話題になっていましたが、維持費0円で予備回線を持てるから持っておこうという人たちのニーズに合わなくなったということですね。

【悲報】楽天un-limitが0円やめちゃうそうです。

 

筆者の携帯電話回線のリスクヘッジ

筆者の現在のモバイルガジェットは

  • iPhone13mini
  • iPad Pro2021 11インチ(セルラーモデル)
  • Apple Watch6 40m

このようになっています。
そして使っている電話番号が2つ(3つ)

  • 楽天un-limit
  • LINEMO
  • IP-PBXでの固定回線

この一番下のIP-PBXというのがなんなのかわからない方も多いと思いますので、ざっくりと説明すると

会社などの固定電話の番号を携帯電話で発着信できる仕組み

です。このメリットはインターネット回線があれば世界中どこでも同じ番号で発着信ができることになります。VoIPやSIPという機能を使って実現しています。このへんの説明は煩雑になるので今回は割愛いたします。また通信はUDPと言われるプロトコルで実現されるので128kbm程度の低速な回線でも十分に音声通話ができます。

LINE電話なども上記の仕組みをベースに実装されています。

少し難しい話になりましたが、筆者は携帯電話回線(番号)2つと固定電話の回線を1つ持ち歩いているという状態になっています。

筆者が行っている通信回線のリスクヘッジについては過去に色々書いていますので、よかったらご覧ください。

現在筆者が契約している回線一覧

  • 楽天un-limit(iPhone 楽天回線/AU回線(ローミング))
  • LINEMO(iPhone ソフトバンク回線)
  • IIJ mio(iPad docomo回線)

このようになっています。
楽天は新規参入したばかりのキャリアでエリアに不安があるので楽天の電波が入らない場所があるので、楽天電波が届かない場所ではAU回線に切り替わります。つまり楽天が今回のような大規模障害を出したらAUの回線に自動で切り替わるということになります。

通信にかかる料金(概数です。)

  • 楽天 1000円(先月までは0円)
  • LINEMO 3000円
  • IIJ 1600円(通信専用/20G)

このようになっています。

 

iPhoneを使う上での回線障害に対して対してリスクヘッジを考えてみる まとめ

いかがでしょう。
筆者はIT屋さんの端くれとして意識をしてキャリアをバラして契約しているので鉄壁の布陣になっているかと思います。これが全て使えなくなるほどの事態が発生するとすれば、人が正常に生活できないレベルになるのかなと考えています。

そんな事態が来ないことを願います。

また先日の記事で書いたのですが、筆者のパケット利用料は少ないのでコスト重視でメイン回線を楽天にしてサブ回線をpovo2.0にするかなど色々考えていますが、今の環境でpovoを使うとリスク分散的観点からはスペックが落ちるんですよね。

iPhone13mini 6月のパケット利用量 POVO2.0にすっかな。

しかし、金銭的なコストも無視できないので悩ましいところです。

 

 

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