明日 AUの3G回線が終了します。

明日、 AUでの3G回線が終了します。
ほとんどの方は影響を受けないと思いますが、どんな方が3G回線終了に伴う影響を受けるのでしょうか。
そもそも3G回線とは一体何なのでしょうか。

その辺りをできる限りわかりやすく解説いたします。

  • 3G回線とは?
  • なんで3G回線が終了するの?
  • 3G回線終了で影響を受ける人
  • 明日 AUの3G回線が終了します まとめ

3G回線とは?

3G回線とは3rd Generationの略で移動体通信で通信に使う電波帯でアンテナ1本あたりの通信エリアが広いのが特徴ですが、反面通信速度が遅いというデメリットがあります。

slow 遅い カメ

3G回線は速度が遅い

ちなみに3Gの次の4Gは通信速度が速くなりインターネットが快適に使えるようになった回線です。
4Gの少し前にはLTEという回線も出てきて3.9Gと呼ばれていたころもあります。

携帯の回線で1Gというのはアナログ回線のことで筆者は少しだけ使っていたことがあります。
次に出たのがi-modeに代表される2Gで、ここからデジタル回線になります。ここまでは日本独自規格のPDCという規格で通信されていました。

そして2001年に3G回線が登場するのですが、この時はガラケー全盛期で回線による恩恵もユーザーには感じにくかった時代です。このガラケーという言葉は、この当時のワンセグ、お財布携帯など日本独自のサービスを全部入りにして独自進化をしたガラパゴス諸島のような独自に進化を遂げた携帯電話をさして後にガラケーと呼ばれる存在になります。

そして2008年にSoftBankがiPhone3Gを発表してiPhoneの時代が始まりました。iPhone3Gは3G回線でした。

2011年には KDDI( AU)もiPhoneを発売しdocomoが2013年にiPhoneの取り扱いが始まりました。
当グループの1号店である西新店がオープンしたのは、2014年5月で3大キャリアが全てiPhoneの取り扱いを開始したあとになります。

 

なんで3G回線が終了するの?

提供する側としての1番の理由が設備にかかるコストです。
3G回線、4G回線、5G回線とそれぞれに設備が違うので維持管理をするためのコスト削減が1番の理由だと思います。

cost お金 ドル 円

コストは小さくしたい

また、電波帯の有効活用という側面もあります。
電波帯というのは有限ですので、使用頻度が低い電波帯は開けておきたいのです。
現在でも3G回線は使えるのですが、3G回線を使っている携帯電話の台数が減って、また新しく出る機種は3Gに対応していません。

このような理由で3G回線の巻き取りが始まったのです。
今後 AUを皮切りに各社巻き取りが進んでいき、3G回線の携帯電話は思い出エリアに格納されることになります。

 

3G回線終了で影響を受ける人

この3G回線巻き取りで影響を受けるのはガラケーの人だけではありません。
iPhone3G、3GS、iPhone4、4Sも3G回線が使われています。
そして4G対応ながらもAUのVoLTEが使えない機種も排除されます。

iPhone5G、5c、5sもVoLTEが使えない機種なので今回の3G停波に伴う影響を受けます。
iPhone3Gは、そもそも日本での発売台数が少ないので影響がある人はごく稀でしょうが、iPhone4シリーズの修理は当店に年間で2件ほどは来ています。

そして5シリーズも年間数件ですが修理の依頼があります。
多いとは言えないですが需要があるのにと思うと少し寂しいです。
そういった古い機種を使っている人は愛着を持って使っている方が多いですからね。

 

明日 AUの3G回線が終了します。 まとめ

筆者はアナログ回線の頃は学生で、当時はポケベルを使っていました。そしてPHSが鳴り物入りで登場して・・・というような感じです。
携帯電話やITと一緒に成長してきたような感覚があるので、このように電波の巻き取りが入ると少し寂しい気持ちになることがあります。

職業柄、新しい機種や回線について書くことが多いのですが、このような時代を支えてくれた機種や回線にフォーカスしてみるのもいいものです。新しいものが絶対にいいとも思わないし、昔は良かったと遠い目をする懐古主義でもないですが、温故知新という考え方でバランス良い生き方をしたいですね。

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