なぜiPhoneは充電にType-Cを採用しないのか

先日、急なトラブルから色々苦労と試行錯誤をした上でiPhone XSからiPhone13miniに機種変更をした筆者ですが、iPhoneの充電に関しては今まで通りライトニングケーブルでよかったので新しく周辺機器を購入する必要もなかったのでコスト増加に繋がらなくてよかったなと思っているところです。

色々苦労と試行錯誤をした上でiPhone XSからiPhone13miniに機種変更をした顛末

実はAppleはiPhone12から充電にMagSafeという方式を密かに導入しているのです。
このMagSafeを導入してtype-cを導入しない理由はなんなのでしょうか。

目次
  • 現在iPhoneに採用されている充電方式
  • MagSafeとは
  • Type-Cを採用しない理由(予想)
  • なぜiPhoneは充電にType-Cを採用しないのか まとめ

現在iPhoneに採用されている充電方式

現在iPhoneに採用されている充電方式は3つあります。

  • ドックコネクタ
  • Lightningコネクタ
  • Qi
  • MagSafe

この4つです。

ドックコネクタ

ドックコネクタに関してはiPhone4sまで使われていた横長のやつです。

iPhone修理屋さんの多くは、この時の名前をそのまま使ってドックコネクタと呼んでいることが多いですが、5以上の機種に関してはライトニングコネクタが正解です。単なる慣習でドックコネクタと呼んでいるだけです。

Lightningコネクタ

iPhone5以降で採用されているお馴染みのやつですね。

このライトニングケーブルを使う上で1番良かったのが表裏の区別なく使えたところです。
iPhone5から採用された方式で今回でた13シリーズにも採用されているので9年間モデルチェンジすることなく使われ続けています。

Qi

非接触充電で、いわゆる置くだけ充電と言われています。

置くだけでiPhoneを充電できるという非常に便利な仕組みでライトニングコネクタを使わないので劣化しないというメリットもあります。
しかし、電気を一度磁束に変換して電磁誘導でiPhoneに電気を届けるので変換時のロスが発生するので仕組み上充電速度は遅くなってしまいます。

MagSafe

基本的にはQiと互換性のある充電方式です。

iPhoneの背中に磁石でくっついてくれるというのが表面上の大きな違いです。
このMagSafeについては次の章で詳しく説明します。

MagSafeとは

前章で軽く触れたように基本的にはQiと同じ仕組みを使っています。
Qiの詳しい説明は詳しい人に譲るとしてAppleはこのQiをベースに色々とカスタマイズして独自規格に仕上げています。

1番わかりやすいのは背面ガラスの下に磁石が入っているということです。

iPhone12シリーズや13シリーズの背面ガラスを剥がすとこんな配置で磁石が入っています。
Qiの充電器が磁石でiPhoneに引っ付くという感じです。
この磁石を利用したスマホリングなども発売されています。

磁石です。

この磁石のメリットは非接触で充電する際にスイートスポットを外さないということです。
このことによって最大効率で充電することができるのです。
通常のQiであればポイントを外すと途端に充電効率が落ちてしまったりポイントがずれて充電できていなかったなどがMagSafeの場合はありません。

ちなみにQi互換なのでiPhone8などにも充電することができますがMagSafe仕様に最適化しているので、通常のQi規格のiPhoneや、その他スマホに使うと充電効率が落ちるという話を聞くことがあります。

Type-Cを採用しない理由(予想)

やっと今日の本題に辿り着きました。
9to5Macによれば将来的には充電ポートを廃止して、さらに防水効果を高めるためではないかと言っています。

確かに外部からのアクセス経路が減れば、それだけ防水効果は高まります。
Appleさんは長期的な視点で、こうやってテスト的に色々な物を導入しているのでしょう。
筆者はiPadProを使っていて充電に関してはType-CなのでできればiPhoneにも搭載して欲しいという思いは強いです。

管理する必要がある充電ケーブルを1本減らすことができますので。

なぜiPhoneは充電にType-Cを採用しないのか まとめ

iPhone修理店として疑問があるのがiPhoneの下側からの水没はほとんどないということです。
多くはSIMトレイのあたりかイヤースピーカーの部分です。

実際にAppleも、その周辺に水没シールを貼っています。
この水没シールというのは水に濡れたら白から赤になるシールで水没の判定に使います。

こういう観点から考えるとどのくらいの効果が見込めるかは謎ですね。
将来的に全部MagSafeになって通話もAirPodsになってSIMはeSIMになって外部との接点を減らすというふうに推移していけば、あるいは防水性能はかなり高まると思います。

 

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