普段は意識しない、本当は凄いiPhoneの機能4選
先日、iPhone12、13のPro MAXに搭載されているLiDARスキャナで隠しカメラを発見することができるという記事を見つけました。
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1368549.html
なんか未来がやってきたなというような事を思いながら、やっぱりiPhoneって凄いなと関心しているところです。当店は iPhone修理店ですが、LiDARスキャナを始めとするセキュリティレベルが高いパーツの修理には手が出ないことがあります。
そんな当店で修理できないパーツなので、今まであまり意識を向けて考えたことはなかったのですが、今回上記の記事を見て、個人的にiPhoneのこの機能スゲーって思うものを挙げてみます。
LiDARスキャナ
これは、そんなに新しい技術ではないのですが、携帯端末に組み込んでアイデアで実用レベルにしているのが凄いですね。
まだまだアプリが充実していないので、直接使用するケースは少ないですが夜間の写真撮影などでLiDARを使って被写体までの距離を測定してフォーカスを合わせるので夜間でも素早いフォーカスが可能となっています。
気がつかないところで活躍している技術です。
「LiDAR」という言葉は、「Light Detection and Ranging」(光検出と測距)を略したもの。言葉の意味からもわかるように、レーザー光を利用して離れた物体の距離を測る仕組みだ。同様の仕組みとして、電波を使って離れた物体との距離を測るレーダーがあるが、これの光版と考えればいいだろう。
このようにiPhoneから出されるレーザー光を利用して物体までの距離を測定する仕組みです。
筆者はiPad Proでこの機能を利用していますが、精度はかなりすごいです。
写真はインキューブ天神店の売り場をLiDARスキャナで3Dスキャンしている写真です。
touch ID
実は現在使われているtouch IDは第二世代なんです。
第一世代よりも指紋読み取りのスピードが上がり、読み込みが早すぎてホームボタンに指を置いた瞬間にロックが解除され流ので、わざとデチューンするほどの精度です。
また、それ以前は富士通の端末が指紋認証を搭載している端末が多かったのですが、精度が悪く不評だったことも踏まえて考えると難しい技術をびっくりするくらいの精度と速度でやれるAppleさんはすごいですね。
Face ID
コロナ禍で指紋認証がいい!という話を耳にすることも多いですが、この機能実は凄いんです。
ざっくり説明すると、30000以上のドット(点)で赤外線を照射して顔の凹凸を判断して本人と確認してiPhoneのロックを外します。このように書いてしまうと単なる顔認証なのですが、この仕組みは3Dスキャナと同じ仕組みなのです。
クラウドファンディングのMakuakeでも、この機能を利用して3Dスキャンできますよ的なプロダクトが出ています。
このようにiPhone搭載のフェイスIDを使えば高価な機材がなくても3Dモデルを使うことができます。
あとは修正して3Dプリンターで出力すれば自分が欲しい物を自分で作ることができるようになります。
Lightningケーブル
みなさんがiPhoneの充電のために毎日使っているライトニングケーブルですが、こいつも凄いんです。
当時、表裏関係なく使えるケーブルは稀でした。
2012年にiPhone5が発売されて、それに搭載されたのがLightningポートでした。
この年の6月にUSBメモリなどを製造販売しているバッファローというメーカーが鳴り物入りでリリースしたのが、表裏関係なく使えるUSBメモリでした。
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1206/27/news051.html
こういったネット記事になるくらい画期的なことだったのです。
端子の形状は随分違いますが、iPhoneのLightningケーブルも、これくらい画期的な物だったのです。
ちなみにiPhoneの充電ケーブルの被覆が破けやすいのは、デザインを優先して強度不足は見なかったことにしたという話があります。
iPhoneの凄い技術はそっとiPhoneライフに寄り添っています。
今回ご紹介したのはiPhoneを使っていれば当たり前の機能で、特に意識することはないかと思いますが、意識しない場所に凄い技術が使われているということです。
iPhoneの新機種が発売される時にはCPUの速さやカメラの性能などがクローズアップされますが、それは一部の話で裏では、こんなに凄い機能が自動で仕事をしてくれているのです。