iPhone6Plusがビンテージ品になりました。
意外と修理のニーズが多いiPhone6シリーずですが、iPhone6PlusがAppleのビンテージ製品に追加されました。iPhone6はまだ追加されていないのですが、もうすぐ追加されるのでしょうか。
当インキューブ天神店の店頭ではiPhone6シリーズのバッテリー交換などの需要も高く、また子供のおもちゃにするからということで画面割れ修理でもご来店されます。
ちなみにiPhone6に関しては2017年に32Gのモデルが一部の国で投入されたので、まだビンテージ製品にはなっていないようです。
そもそもAppleのビンテージ製品というのはなんなのでしょうか。
目次
- そもそもビンテージとは
- Appleの定めるビンテージ製品とは
- iPhoneがビンテージ製品に登録されたら使えなくなるのか
- ビンテージ製品に登録されたiPhoneの使い道
- iPhone6Plusがビンテージ品になりました。まとめ
そもそもビンテージとは
実はビンテージに明確な決まりはないようです。
語源はラテン語のぶどうを収穫するということから来ており転じてワインの年代などを表す言葉からギターや車など様々な物で特定の時期の良き時代に作られたものをビンテージと呼ぶようになったということです。
ワインのビンテージ以外は、言ったもん勝ちのような世界観なのですね。
主に10年以上経過している物に対して使う言葉のようです。
詳しくはwikiをご覧ください。
Appleの定めるビンテージ製品とは
Appleの定めるビンテージ製品とは販売終了から5年から7年が経過した物をビンテージ製品と位置付けているようです。
その一定期間が過ぎたiPhoneはパーツがあれば修理するという消極的スタンスに変更されるようです。
こういったところが街の修理屋さんとの違いです。
街の修理屋さんはお時間をいただくことはありますが、取り寄せをしてでも大切なiPhoneをなんとか修理しようとします。
ちなみにAppleが現在ビンテージ製品に登録している機種は
- iPhone4
- iPhone4s
- iPhone5
- iPhone5c
- iPhone6Plus
とのことです。意外と少ないですね。
これより古い物はオブソリート品という位置付けになり修理などは一切受け付けなくなります。
iPhone4シリーズなどは年に数件ですが修理に持ち込まれるので若干ですが需要はあるんですけどね。
その他のApple製品などを含む詳細なリストは
https://support.apple.com/ja-jp/HT201624
からご覧ください。
iPhoneがビンテージ製品に登録されたら使えなくなるのか
この答えは少し難しいのですが、筆者が店頭にやってくるお客様に対してお答えさせていただいているのが、「自分がやりたいことができているうちは使えます」という答えです。
iPhone6シリーズで使えるiOSは12.X.Xまでとなっています。
iOS13からは対応していません。
これがどういうことかと言うと、バージョンアップされなくなるということです。
不具合が見つかっても改善されないというとなどがあります。
悪意のあるプログラムなどから身を守る方法が減るということです。
本質的には、結構大事なことなのですが日々使うという観点からすれば、もっと重要なことがあります。
それは、自分が普段使っているアプリを使うことができなくなるということです。
例えば、LINEの推奨環境はiOS13以上となっています。
つまりiPhone6より以前の機種は切り捨てられたということになります。
このように、古いiOSしか搭載できない機種はジワジワと出来ないことが増えていくのです。
こうやって出来ないことが多くなっていき、最終的に自分にとって必要なことが出来なくなった時がiPhoneが使えなくなるときだと思います。
ビンテージ製品に登録されたiPhoneの使い道
すでに機種変更などで新しいiPhoneを入手している方は古いiPhoneを初期化しましょう。
もしくは電話帳などを全部消して情報漏洩や踏み台にさるリスクを0にしておきましょう。
こうすることでセキュリティホールなどが見つかって、万が一攻撃されても大きなダメージを受けることがなくなります。
こうした上でマルチメディア端末として使うのが設定などのハードルも低く快適に運用できる方法だと思います。
他にも見守りカメラにするなどといった用途もありますが、今はカメラなども安くなっているので首ふり機能などがついた専用デバイスの方が使い勝手はいいと思います。
古い端末のメリットは壊れてもしょうがないと思えるところなのです。
その端末に重要な役割を担わせてしまうと壊れた時の精神的ダメージも大きくなるので、軽めの用途で使うのがベストだと筆者は考えます。
iOS12以下のOSで動作するマルチメディア系APP(2022/02/18現在)
- TVer
- radiko
- primeビデオ
このように古い端末でも使えるAPPはありますので、使える物を最大限使いましょう。
primeビデオならwifi環境下で見たい番組をダウンロードしておけば、外に持ち出して見ることもできます。
iPhone6Plusがビンテージ品になりました。まとめ
Appleや携帯キャリアなどは古い機種は使えなくなるので機種変更しましょうという感じで勧めてきますが、使えないという定義は人それぞれです。
自分が使っているiPhoneがどういう状態にあるのかということと、出来る事と出来ないことを把握していれば、古めのiPhoneでも優秀なガジェットですので用途は多いのです。
前述した見守りカメラ的な使い方に対しては否定的な筆者ですが、FaceTimeを自動応答に設定しておけば見たいタイミングだけ見るといった使い方もできます。
また新しい端末と比べて速度は出にくい傾向がありますが、格安大容量SIMを入れてモバイルルーターとしての使い道もあります。
基本的にオススメしませんが、ジップロックに入れてお風呂への持ち込みも可能性として視野に入ってきます。カメラがついていて音声/データ通信ができて、音楽や動画を再生することができる。
またバッテリーが入っているので電源を探し回る必要がない。
このように切り口を変えて考えてみると、今回ビンテージ入りしたiPhone6Plusなどは最高の端末と考えることもできるでしょう。なにしろ大画面ですから。