水没した iPhone 12の復旧。

今回は海水で水没した iPhone 12の復旧修理の記事です。

どうも、博多区の住吉神社近くにあるiPhone修理のiatQ博多店です
最近は雨や曇りの天気が続いていますね。

先月対応したのは、水没した iPhone 12。
新型のiPhoneの水没、しかも海での水没でした。

iPhone 12 水没。

水没記事のいつもの一言。

iPhoneは防水ではありません、耐水機能がある程度です。

なのでiPhoneは普通に水没します。

特に海水、洗剤液等の水よりも簡単に水没します。
iPhoneは気密性を高めて水が侵入しにくい設計です
耐水対策は年々強化されていますが、防水ではありません。

今回は海水浴中に水没したiPhone12の復旧の記事ですね。

水没した iPhone 12の状態は。

水没した iPhone 12

お客様曰く、防水ケースにいれて海水浴を楽しんでいたら。

防水ケースの締め方が悪かったのか内部に海水が入り
内部海水が溜まっていた状態でiPhoneが水没した模様。

状態としては
電源は付くが、操作ができず、音量ボタンが動かない。

  • 画面表示異常
  • タッチ操作が一部効かない
  • 音量の上下ボタンが塩が溜まって押せない状態。

こんな状態でした。

実際に開封してみると。

海水が乾いた iPhone 12の内部

画面裏側のケーブル近くにある赤いのが水没シールですね。
赤っぽくなってたら水没した証です。

拡大したら見えるかもしれませんが
ボディ側上部の音量ボタンの所には塩が詰まっています。

まだ乾いていない海水が少しだけ残っている状態でした
白い汚れは全部海水が乾いた塩ですね。

水没処理、洗浄作業が必要。

正直今回は起動することが分かっているので
洗浄作業と明らかに水没して壊れてしまっている画面交換です。

やることは精密機器用の道具を使って基板を取り外し洗浄。

音量ボタンの所も塩を洗い流して再度ボタンを使える状態に。

何度か工程を繰り返して海水と塩を綺麗に洗い流して
しっかりと乾燥を確認した後に

画面交換をして動作確認。

取り外した画面の裏側にはしっかりと塩が浮かんでいますね。

最後に画面の動作確認と音量ボタンの機能を確認して水没処理完了です。

注意点

恥ずかしい話ですが、水没した端末は綺麗に洗浄しても、完全完璧な復旧は不可能です
水没端末は動作保証は難しいです。

水没したiPhoneは数日後、数カ月後に突然電源が入らなくなったり。
時には問題なく、数年間使い続けることが出来る事もあります。

原因は基板やパーツを洗浄しても、特に海水や洗剤に含まれる成分が
金属部分に触れたその瞬間から金属を腐食させる事が有るためです。
そして腐食は徐々に進行していきます。

結果的に電気に異常が発生してショート起きてしまう事があることです。

一度でも水没した端末はジャンク品扱いされる理由ですね。

おまけ

もしiPhoneが水没してしまうと、Apple公式の修理サポートは受けることができません。

赤くなる水没シールはAppleでのメーカー修理不能になる修理保証外になる証です。
iPhoneの宣伝イメージに防水っぽいマーケティングしてるが
iPhoneの水没の修理や保証は全部拒否してEUでは裁判係争中ですね。

水没修理は、あくまでデータのバックアップを取る時間や
次の機種変までの時間稼ぎくらい気持ちで
復旧できたら、ラッキーと思って修理することをオススメします

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