LINEでできるOCR機能【資料を作るときに大活躍します】

今日出勤するときにビッグカメラ天神2号館の前にすごい行列ができていました。
何か新しいゲームとかの発売日なんですかね。そうやって寒そうに並んでいる人を横目に警固公園の中を颯爽と突っ切って出勤しました。

仕事などで回ってきた資料の文章を引用して文章を作るときなど、手打ちするのは面倒ですよね。
それとか、なんの発売かは知りませんがビッグカメラに並んでいた人たちが購入した物のレビューをする時なども。

そんな時に役に立つのがOCRという機能なんです。

OCRは、Optical Character Reader(またはRecognition)の略で、画像データのテキスト部分を認識し、文字データに変換する光学文字認識機能のことを言います。具体的にいうと、紙文書をスキャナーで読み込み、書かれている文字を認識してデジタル化する技術です。
人間は、紙に書かれている文字を無意識に理解しますが、コンピューターは自動的に読み取ることができません。

https://www.ricoh.co.jp/service/cloud-ocr/column/ocr/

参考までになんですが、コンピューターが文字と認識して読み取れる形式のことをテキスト形式と言います。ワープロで打った様な綺麗な文字の写真でも画像形式として認識してくれません。それを文字として認識させる技術がOCRなのです。

先日書いたLINEを使った画像編集の続きというわけではないのですが、LINEだけでここまで出来るんだ!という気分で読んでいただければと思います。

OCRって役に立つのか?

大いに役に立ちますが、認識精度は100点とはいきません。
というのが模範解答なのかと思います。
LINEだけではなく、googleレンズ、マイクロソフトのoffice lensなど現在ではOCR機能を備えたアプリが数多くあります。

以前からスキャナで読み取ったものをOCRソフトにかけてテキスト化していましたが、今はそれがアプリだけで出来るのは凄く便利です。

しかし、これも昔からですが認識精度が甘いところがあります。
そのため、テキスト化させた文章を原本と照らし合わせて誤字脱字を探す必要があります。
少ない文字量で入力が早い人なら、自分で入力した方が早いと思うのも仕方がありません。

iPhoneでは、そんなに早い入力はできない

筆者もそうですが、iPhoneのスワイプでの入力は物理キーボードを使った入力より遅いんです。
さらに歳のせいか長文打っていると親指の付け根が痛くなったりと。
iPhoneで長文を作る根性はないので、そんな時はサクッとOCRしちゃいましょう。

今日のモデルは

Owltechの充電器さんです。

これはいわゆるQiの置くだけ充電器で、万が一iPhoneの充電口が壊れてもなんとかなるという優れもの。

LINEを使ったOCR機能の使い方

使い方は非常に簡単で、まずは写真を選択します。
今日はインキューブ天神店の商品をさっと撮影させていただきました。
写真を選ぶ際のコツは右上の○ではなく、使いたい写真の中央付近をタップすることです。

この写真は先日の写真の使い回しです。

 

そして、右側のツールボックスの1番下の四角で囲われたAをタップします。

 

そしてしばらく待つと

 

このように蛍光緑で文字が選択されます。
この状態でコピーして必要なところで使うという段取りになります。
必要な文字の場所を指でなぞると、その部分だけを選択することができます。

今回は商品概要と使い方の部分を選択してコピーしてみました。

LINE OCRの結果

安心の『Qi(チー)』規格認定のワイヤレス充電器。
用途に合わせて縦置・横置可能。
顔認証などしやすい角度に自由に調整可能(0〜9度)。
持ち運びに便利なコンパクト・薄型デザイン(厚さ 11.5mm)。
充電コイルを2個搭載しており充電範囲が広い。
ご使用方法
本製品を付属のmicroUSB ケーブルで別売りのACアダプタとつぎます(本製品のイン
が青色点灯します)。本製品の上に携帯機器の画面を上にして置くと本
インジケータが緑色点灯となり、充電を開始します。

このようなOCRの結果になりました。
ほぼ正解という感じですが

OCR添削後 添削箇所は太字で記載しています。

安心の『Qi(チー)』規格認定のワイヤレス充電器。
用途に合わせて縦置・横置可能。
顔認証などしやすい角度に自由に調整可能(0〜90度)。
持ち運びに便利なコンパクト・薄型デザイン(厚さ 11.5mm)。
充電コイルを2個搭載しており充電範囲が広い。
ご使用方法
本製品を付属のmicroUSB ケーブルで別売りのACアダプタとつぎます(本製品のイン
ジケータが青色点灯します)。本製品の上に携帯機器の画面を上にして置くと本
インジケータが緑色点灯となり、充電を開始します。

本当に若干ですが、添削が必要でした。
今回は充電器の説明書の様な、ちゃんとした文字でしたのでこの程度ですが、手書き文字の認識精度はもっと落ちます。

手入力と OCRから添削のどちらが早いかもやってみた

前提は上記と同じ文章で223文字(スペース除く)

OCR

LINEを起動した状態からスタートして
画像を選択→OCR→添削

結果
1:15.98(約1分16秒)
1文字入力するのに約0.34秒(1秒2.9文字)

iPhoneで手入力

原本を見ながら日本語キーボードを使いスワイプ入力

結果
6:05.90(約6分6秒)
1文字入力するのに約1.6秒(1秒0.6文字)

iPadで外付けの物理キーボードで入力

原本を見ながら物理キーボードで入力(QWERTY)

結果
3:09.78(約3分10秒)
1文字入力するのに約0.8秒(1秒1.1文字)

これはOCRを使うしかないという結果が出ました

筆者は毎日延々と文章を書き続けているので、タイピング速度には自信があったのですが、OCRの圧勝ですね。
手書きの文章を起こすとなると物理キーボードが勝つのでしょうが、今回のような綺麗にタイプされた文章ならOCRが圧倒的に優位ですね。

おそらく、この速度差は文字量が多くなればなるほど差が開くと思います。
手で入力していると疲れてくるので、必然的に精度とスピードは落ちていくでしょう。
この様な作業は機械に任せて人間はクリエイティブな仕事をする方が効率的の様ですね。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です