iPhoneから固定電話の電話番号で電話をする方法
今日の福岡市はPM2.5の影響下空気が淀んで視界が悪い状態になっております。
外に出るときはマスクなどを着用したほうがいいかもしれませんね。
本題
iPhone(スマホ)から固定電話の電話番号を使って電話の発着信が出来るんです。
どんな時に使うの?という疑問があると思いますが、使用例としては
- 小規模で事業を営んでいて、基本的なやりとりは携帯で行っているが、できれば発信は会社の代表番号からやりたい。
- 転送電話を使っているが、意外と転送代金が高い。
- データ専用で使っているが、たまに電話をかけたい。050の番号は嫌だ。
こんな時に役に立ちます。
さらなるメリットは固定電話の電話料金で電話をすることができるのです。
かけ放題の携帯電話は例外として、通常は固定電話の電話料金の方が安いんです。
例
固定電話宛 | 8円/3分 |
携帯電話宛(グループA) | 16円/60秒 |
050IP電話宛(グループ2-A) | 10.4円/3分 |
PHS宛(区域内) | 10円/60秒+10円 |
上記は固定電話で発信した際の例です。(NTT西日本のひかり電話を利用した際の金額です。)
詳細はコチラを御覧ください。
携帯電話はプランが細分化しすぎてわかりにくいのですが、1分間話をすると15円から40円程度かかるようです。
携帯電話の通話料金詳細はコチラ
今回の内容の前提条件
- NTTのフレッツひかり 隼を自宅等で利用し、光電話を利用していること。
- iPhone(スマホ)を利用していること。
作業内容
- iPhoneをひかり電話対応のルーター(ホームゲートウェイ第4世代か第5世代)にVPN接続する
- iPhoneにAGEphoneという無料アプリを入れてホームゲートウェイの子機として使う設定をする
まずはルーターの設定から
IEなどのブラウザのアドレスバーに192.168.1.1(変更されている場合もあります)と入れてenter
ユーザー名はuser固定となっています。
パスワードは任意で付けてあるので、そのパスワードを入れましょう。
詳細設定を開いてVPNサーバ設定をクリック
最初に上の方にあるチェックボックスにチェックを入れてVPNサーバ機能を有効にしてから編集ボタンを押します。
編集が終わったら、この画面に戻り上の方にある表示を押します。
接続名は任意で大丈夫です。日本語も通ります。
元の画面に戻って表示を押します。
20桁の事前共有鍵が表示されますのでメモするか、この画面のまま次の作業に移ります。
次はアドレスの確認です。
https://www.cman.jp/network/support/go_access.cgi
このような、現在取得しているグローバルIPアドレスを表示させるサイトがありますので、そこでIPアドレスを確認しておく。
ちなみに、このサイトの場合は真ん中に青い文字で表示される数字です。
次はiPhoneの設定になります。
まずは設定をタップ
一般→VPNとタップします。
VPN構成を追加をタップ
説明:好きな名前
サーバ:先ほど表示された数字 例 000.000.000.000(中の数字は1桁から3桁です)
アカウント:先ほどの設定で付けたID
パスワード:先ほどの設定で付けた8桁以上のパスワード
シークレット:先ほど表示で出した20桁の事前共有鍵
全部入力したら右上の保存をタップ
VPNのところをタップして、一番右の画像のように緑になったら、無事に接続完了です。
最後のステップです。
iPhoneにAGEphoneという無料(3/20現在)のアプリを入れて設定をします。
上記アプリをインストールて起動させます。
許可して下さい。
iPhoneのアドレス帳から電話をかけることができるようになります。
ここの画面で自分が使っているサービスを選びます。
当店は福岡市にありますので、NTT西日本を選択して次へを押します。
すると自動で設定情報を引っ張ってきますので、完了を押したら出来上がりです。
お疲れ様でした。
ちなみに、このアプリはバックグラウンド着信といって、一度起動させればホームボタンを押して画面を消しても電話がちゃんと着信します。
これをみおふぉんの低速モードで使ってみたところ、超快適で普通の電話と遜色ないレベルで通話が出来ました。
15分間程度通話をして18メガほどの通信量になりました。