1月の中古スマホ販売ランキングはTOP10をiPhoneが独占したようです。

当店はiPhone修理店という性質上、中古iPhoneとも密接な関わりがあります。
中古でiPhoneを手放すために画面割れ修理をしたり、中古で買ったiPhoneのバッテリー交換をしたり。
またメルカリなどのフリマサイトでジャンクiPhoneを激安で購入して当店で正常に動くように全面的に修理をしたりと。

こうやっていろんな人の手を渡って使い続けることができるのもiPhoneの魅力の一つなんでしょう。
実際に以前の記事で書いたようにAndroidは3年程度でアップデート対象外になりiPhoneは6年はアップデートされるということを考えれば当然のことかも知れません。

店頭でiPhone修理をしていると、このような印象があるのですが実際の中古スマホ販売店ではそれを裏付けるような結果が出ています。

中古スマホを販売しているムスビーの発表によれば中古販売台数の上位10機種をiPhoneが独占したようです。

やはりiPhone SE2は強いですね。そしてiPhone8、iPhone7と続きます。
当店のiPhoneバッテリー交換ランキングの上位と同じような結果になっています。

目次
  • なんでiPhoneは中古で出回り続けるのか
  • なんでみんなiPhoneを選ぶのか
  • 比較的新しい機種が出回る理由
  • 1月の中古スマホ販売ランキングはTOP10をiPhoneが独占したようです。まとめ

なんでiPhoneは中古で出回り続けるのか

1番の理由はiPhoneは高いけど中古なら手が出る価格になるという相場感が原因だと思います。
実際には耐久年数がAndroidと比べて2倍の期間があるので中古スマホ販売店も取り扱いがしやすいというのが本当の理由だと思います。

またiPhoneはAppleしか作っていないため相対的に見て機種が少ないので売り場を占有しにくいのです。
Androidは色んなメーカーがそれぞれに作っていて、種類が多く中古を求めるユーザーのニーズも絞りにくいので幅広く取り扱おうと思うと、それなりの売り場が必要になります。

また3年でアップデートが打ち切られるので不良在庫になる確率もiPhoneと比べて2倍の確率になります。
無闇に売り場を占有する、アップデートの打ち切りによる不良在庫化のリスク
これを考えるとiPhoneを大量に取り扱う方が理に適っているのです。

高級機種への憧れ+販売側の理論=中古市場で取り扱いやすく大量に出回り続ける

このような図式だと思います。
また、当店のようなiPhone修理店がいたるところにあるのも要因の一つかと思います。
トラブルがあっても気軽に修理できるというのは物を持つのに重要なことだと思います。

iPhone修理店は世界中にあるのですが、街の修理屋さんでAndroidを専門としているところは聞いたことがありません。
これも中古スマホ販売店と同じ理論で、在庫が持ちやすく回転するので商売が成立しやすいというのが1番の要因です。

なんでみんなiPhoneを選ぶのか

この問いに対する一番の解答は「iPhoneだから」というのが一番端的に状態を表している言葉だと思います。

卵が先か鶏が先かのような話になりますが、みんながiPhoneを使っているから使いたいという日本人特有の考え方があると思います。

世界的なシェア比率を見ても日本のiOSシェアは圧倒的です。

参考:https://www.kantarworldpanel.com/global/smartphone-os-market-share/

 

日本人は人と同じものを使っていると安心できるという心理的影響が強い民族だと言われています。
また、使っている人が多いと情報量の分母が増えるので、圧倒的に情報へのアクセスが容易になります。

中国はiOSのシェアが低いですが、これは国産のスマホが多いというのが一つの要因かと考えられます。
愛国心+国産メーカー=シェア増大
このような図式が成り立つのではないでしょうか。

日本メーカーもAndroidスマホを作っていますが、簡単スマホ以外の請求力が弱く国際的に戦えるのはSONYのXperiaシリーずだけだという残念な結果になっています。

iPhoneという黒船がやってくるまではSHARPのW-ZERO3シリーズなども頑張っていたのですが、あっという間にやられました。iPhone恐るべしです。
iPhoneが一定のシェアを握ったのを見てAndroidが後追いする図式になっているので、結果としてシェアが多いiPhoneが日本では受け入れられたのだと思います。

比較的新しい機種が出回る理由

日本独特のスタンスなのですが、携帯は2年で新しい物にするという妙な不文律があります。
こうなった理由の一つは携帯端末の高機能化、高価格化によって一括での購入が難しくなったため、購買を促進するために各携帯キャリアが2年の分割払いという方法を導入したからです。

この2年の分割が終わり2年間支払い続けた自分へのご褒美的に新機種へと乗り換えるのでしょう。

また先日の記事で書いたようにバッテリーの問題もあります。
リチウムイオンバッテリーの耐久回数を500回として試算した時に1年半から2年程度でバッテリーの傷みを感じる人が多く買い替え時期と感じる方が多いのでしょう。

最初のランキングでも2年過ぎたiPhone11が上昇してきているのがわかります。
値頃感もありますが、店頭に多く並ぶようになり価格がこなれてきているのでしょう。

1月の中古スマホ販売ランキングはTOP10をiPhoneが独占したようです。まとめ

最新のiPhone13やiPhone12などの新しい機種は中古でも高く手を出しにくい価格帯なので中古販売ランキングには上がってきていませんが、iPhone11より古い機種であれば潤沢に出回っているようです。

当店のiPhone修理でもバッテリー交換は少ないですが、画面割れ修理は伸びてきています。
新品での総販売台数はリリース時のように伸びませんが中古端末として長く世の中を出回ることによってiPhone1台あたりの落下リスクが上がっていくのでしょう。

iPhone11のバッテリー容量は3110mAhありますのでiPhone12 miniよりも1000mAhほど多いことになります。バッテリーの持続時間はサイズに比例しますので、iPhone11シリーズのバッテリー交換時期のスタートは半年後くらいになるのかなと想像しています。

中古市場では予算に合わせて機種を選ぶこともできますので、積極的に活用してみるのもいいと思います。
中古端末を買うときはバッテリーの最大容量にだけ注意をして買えば、他は大きなトラブルも少ないと思います。

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