モバイルバッテリーの選び方

スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなど、現代人にとって欠かせない携帯電子機器。それらを長時間使用する際に必要なのが、モバイルバッテリーです。しかし、種類が豊富で選び方に迷うこともありますよね。ここでは、モバイルバッテリーを選ぶ際に知っておきたいポイントを解説します。

モバイルバッテリーは表示の容量丸ごと使うことができない?

まず、モバイルバッテリーで使われているセルは、ほとんどが3.7Vです。一方、スマートフォンをはじめとする多くの携帯電子機器は5Vで動作しています。そのため、モバイルバッテリーを使ってスマートフォンを充電する場合、昇圧変換が必要になります。この昇圧変換によって、電力が消費されてしまうため、充電できる回数が目減りすることがあります。

参考

3.7V→5V
このように変換した場合は表示の74%まで使える容量が下がります。
ICチップが昇圧のために使う電気もあるので、もっと減るのです。
つまり10000mAhのモバイルバッテリーでも実質的には、最大で7400mAhの容量になります。

また、モバイルバッテリーにはICチップが内蔵されており、電力を消費します。このため、モバイルバッテリーに充電できる電力量は額面通りの容量を使うことができないことがあります。充電量が足りなくて、急に機器が切れてしまうということが起こり得ます。

バッテリーは100%で保存しちゃだめ?

リチウムイオンバッテリーは特性上、100%充電した状態で長期間保存することはできません。充電量が低い状態で保存することが推奨されています。店頭で販売されている新品のモバイルバッテリー数ヶ月にわたって保管されることもあるため、初期の充電量は50%程度であることが多いのです。しっかりと使いたい場合はあらかじめ充電しておく必要があります。急ぎで使用したい場合は、十分な充電が行われていないことがあるため、注意が必要です。

以上のことから、モバイルバッテリーを選ぶ際には、容量だけでなく、充電効率や充電時の注意点などを確認することが重要です。

様々なモバイルバッテリー

メーカーによっては、Qiワイヤレス充電に対応しているモバイルバッテリーもあります。これは、専用の充電パッドに搭載されたコイルによって、モバイルバッテリー自体を充電できるもので、スマートフォンなどに直接充電することもできます。また、急速充電(PD)に対応しているモバイルバッテリーもあります。これは、専用の急速充電器を使うことで、短時間で充電が完了するものです。

さらに、モバイルバッテリーの形状もさまざまです。スリムで軽量なものから、大容量で重量があるものまで、用途に合わせて選ぶことができます。また、携帯性に優れたポータブルタイプや、複数の機器を同時に充電できるマルチポートタイプもあります。自分がよく使う機器に合わせて、形状を選ぶことが大切です。

モバイルバッテリーのお話 まとめ

最後に、モバイルバッテリーの選び方で忘れてはいけないのが、ブランドや性能の信頼性です。安価なモバイルバッテリーは、性能や安全性が不安定な場合があるため、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが大切です。また、容量や充電速度、充電方法など、自分の使用用途にあった製品を選ぶことが必要です。

以上のポイントを踏まえて、自分に合ったモバイルバッテリーを選ぶことができれば、スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなど、携帯電子機器のバッテリー切れに悩まされることもありません。ぜひ、モバイルバッテリー選びの参考にしてみてください。

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