iPhoneのバッテリー交換が非常に多いインキューブ天神店のバッテリー管理方法

iPhone修理店で頭を悩ませることの一つが、バッテリーの管理です。
全てのパーツの品質についても頭を悩ませますが、1番悩ましいのが古い機種のバッテリーで、どうしても回転しないので長期在庫になってしまいます。

iPhoneのバッテリー実は腐るんです。

よく、飲食店の方などから在庫が腐らないから楽でいいね。
と言われるのですが、実は腐ります。というか劣化します。

バッテリーは完全放電したまま放置すると新品でも使えなくなるのです。
中の粘土質の部分が風化したようにボロボロになります。
画面は白いものはよくわかるのですが、数年回転させていないと白い部分が黄色っぽくなります。

画面は100歩譲って使えるとしてもバッテリーは使えなくなります。
電気が一切入らなくなるのです。

当店はいまだにiPhone4シリーズの在庫を持っています。
1年に1回あるかないかですが、お客様がいらっしゃるので、その際に修理できないから買い替えた方がいいなどと言われたら悲しすぎます。

使っている本人も古いことは十分に分かった上で使っているのだから他人から言われたくないと思うんです。
ということで日本中のiPhone修理店がiPhone4がダメだと言っても、うちだけは頑張って在庫を持とうという覚悟をしています。
そういうことでバッテリーも当然持っているのですが、繰り返しになりますが完全放電すると傷むんです。

iPhoneのバッテリーを完全放電させないためにどうするか。

答えは簡単です。完全放電する前に充電をしたらいいのです。

本来はテスト機などを用いて予備充電をするのですが、当iatQ天神店は狭いんです!そういった充電用のiPhoneを全機種揃えて置くスペースが厳しくて。という事情もありましてバッテリー充電に特化した基板を使っています。

この写真はiPhone5sのバッテリーをチェックして予備充電をしているところです。
5sの需要も小さくなっているので、バッテリーのメンテナンスは必要なんです。

バッテリーチェック用の基板でiPhone5sの予備充電をしている

この基板を使うと新品で入荷したばかりのバッテリーの状態も把握することができるので重宝します。
最初から怪しいバッテリーがわかるのです。
入荷したばかりのバッテリーはしっかりと検品と予備充電をして、お客さまの大切なiPhoneに取り付けを行います。

iPhoneのバッテリーを予備充電をして問題ないのか。

基本的には問題ありません。

一般的にバッテリーは使っていない状態でも容量の50%前後で保管するのがいいと言われています。

バッテリーのパフォーマンスを最大限に引き出し、バッテリーの耐用年数を延ばすコツについては、こちらをご覧ください。たとえば、iPhone を長期間保管するときは 50% 前後充電した状態にしておきます。また、iPhone を長時間直射日光にさらすなど、高温環境下で充電や放置するのは避けましょう。

https://support.apple.com/ja-jp/HT208387

 

Appleは半年に1度50%前後になるように充電するとしていますが、当店は3ヶ月に1度はチェックを行い、容量が減っているものに対しては予備充電を行いコンディションを維持しています。

古いiPhoneのバッテリーもしっかりとメンテナンスを行いますので、いつでも元気な状態でお客さまのお手元のiPhonenに届けることができるのですが、長く置いているバッテリーは何度も予備充電をしているので、若干は使い痛みが出ていることもあります。

そんな時は、アップル基準でいう96%になったものは値下げをして販売させてもらい、また新しいものを入荷しています。
本来は1つしか在庫したくないところですが、前述したようにお客さまががっかりする姿を見たくないので、当店は頑張りますよ。

古い機種を使っていて他店で断られた方でも当店にご来店いただければ最大限の努力をさせていただきますので、よろしくお願いします。

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