2回もトイレに落としてしまったiPhone6の水没修理

iPhone専門店i@Q福岡西新店です。

週末は午後から天気が崩れてくるそうですね。 最近は天気予報が当たるので雨の予報だったら雨具は必須です。

天気予報通りに天気が悪くなってきて、雨が降りそうになってきた時に、一人のお客様がiPhone6をトイレに落としてしまったとのことで来店。

水没iPhoneを預かり、いざiPhoneのフタ(パネル)を開けてみると、水没マークが真っ赤になっていました。

P1010114

この水没マークがここまで真っ赤になることは珍しく、薄ピンクになるか色が変わっていないことがほとんどです。

この後、お客様に確認をすると2度トイレに落とされたそうで、最初に落としてしまった時に少し色がつき、2回目に落としてしまった時に色が濃くなったのでしょう。 色が濃くなっているということはそれだけiPhoneの内部に水が浸水してしまっているということです。

水没ではバッテリーの破損が多いため、まずは新品のバッテリーをつなげてみました。

P1010120

付いているバッテリーの取り外しに時間がかかるため、元のバッテリーの上から新品のバッテリーをつけています。

しかし、バッテリーを交換しても変化なし。 基盤が熱を持ちません。

なので、特殊な洗浄液でiPhoneを洗浄する為にパネルを外したのですが、正常のiPhoneとは違う部分がありました。

なんと、パネルの端子の接続部分の周りについているゴムが溶けてしまっています。

P1010123

気温の変化や普通に使っても溶けたりはしないのですが、このiPhoneのゴム部分は溶けてしまっています。

ゴムが溶けてしまう温度なので、ものすごい高熱です。 

この時点で基盤の破損の可能性が高くなっていますが、まだまだ復旧する可能性があるので諦めません。

P1010131

特殊な洗浄液でiPhoneを洗浄します。

洗浄したので、エアダスターで洗浄液を飛ばした後にiPhoneが正常に起動するかの確認です。

起動してくれと思いながら、先ほどと同じように新品のバッテリーとパネルを付けて起動してみましたが、全く反応無し・・・

色々と試してはみましたが、どれも効果なしという結果に終わってしまいました。

悔しいですが、基盤の修理は出来ないのでこれ以上手のつけようがありません。

 

このiPhoneのオーナのお客様は、バッテリーが無くなってしまったため起動しなくなったと思い、iPhoneに充電器をつなげたそうです。

しかし、この水没して不安定な状態で電流を流してしまい、基盤が高熱になってしまった事が破損の原因と思われます。

iPhoneを水没させてしまったら、電源を入れずにできるだけ早くiPhone修理屋さんに持って行って下さい。

電源をいれてしまったり、時間が経つと復旧する確率が落ちてしまいますので、iPhoneのためにしないようお願いします。

 

Follow me!