とうとうiPhone6Plusの公式サポートが打ち切られる様です。
2014年に登場したiPhone6Plusですが、中国のメディアによればAppleの公式サポートが打ち切られる様です。
iPhone6Plusは発売されて5年以上7年未満のビンテージ品という扱いになります。
このビンテージ品の扱いになったら、サポートの打ち切りを検討する様ですね。
以前の記事にも書いたようにiPhoneのサポートは約6年と長いのです。
Androidは3年程度で打ち切られてしまいますからね。
ちなみにiPhone6は2018年まで発売されていたので、もうしばらく公式サポートは続きそうです。
ところでAppleのサポートが打ち切られるというのはどういう状況になるのでしょう。
iPhoneが使えなくなるとはどういう状況なのか
Appleの公式サポートが打ち切られたからと言って、すぐに使えなくなるわけではありません。
当iatQインキューブ天神店にも年に1回程度ですが、iPhone4シリーズの持ち込みがあります。
なぜかiPhone5は見なくなりましたけど。iPhone5sの修理は意外と多いですよ。
ソフトウェアが使えなくなる
ソフトウェアとは、今使っているLINEなどのアプリのことです。
iOSのサポートが終了すると、ソフトウェアベンダーも段々と対応したアプリを作らなくなります。
やはり、新しいiOSに対応させた方が効率がいいですので。
iPhone修理パーツの製造が終わる
補修パーツの一般的な保有期間は7年程度です。
これを過ぎると製造をしなくなるので、それまでに製造していたストックがなくなるとAppleで修理ができなくなります。
携帯電話で使われている電波の巻き取りが行われる
これは、いわゆる停波というもので、現在使っている電波が使えなくなるという状況になります。
電波が止まったら携帯電話としては成立しません。
wifiで運用すれば、機会としては使えます。
3G電波の停波時期
- KDDI(AU) 2022年3月末
- SoftBank 2024年1月下旬
- docomo 2026年3月末
このような状況になっています。
これに伴い、3G回線にしか対応していないiPhoneは外で使うことができなくなります。
iOS(ソフトウェア)のアップデート対象外になる
現在のiOSは15.X.Xなのですが、実は古い端末のアップデートも提供されています。
ちなみにiPhone5s、iPhone6、iPhone6Plus、iPadの古い機種に対してiOS12.5.4というのが2021年6月14日にリリースされています。
この内容は大幅なバージョンアップなどではんく、バグフィックスやセキュリティホールの改善のためのマイナーチェンジです。
どういうことかというと機能追加などではなく、危険な箇所が見つかったから修正するよ。という内容の物。
2013年9月に発売されたiPhone5sもいまだにサポートされています。
これは凄いことですね。
https://support.apple.com/ja-jp/HT212548
ハードウェアとしてのサポートが終了する
上記したように、iPhone補修用のパーツの保有が終わります。
Apple Storeやサポートに電話をすると少し古い機種だと買い替えを促されますが、実はiPhone6あたりまでなら修理可能なのです。
流石に街の修理屋さんの様に、即日その場でというわけにはいきませんが、修理センターにiPhoneを送って修理してもらうというのは可能なのです。
そしてサポートが打ち切られるというのは、それすらできなくなるということなんです。
サポート打ち切りを軸にパーツ生産の調整をしているので、基本的にサポート打ち切りの段階で潤沢なiPhone修理パーツは持っていないと思います。
そして、残った数少ないパーツのストックが無くなれば本当のサポート終了です。
街のiPhone修理屋さんの存在価値
私たちの様な街の修理屋さんも修理パーツがなければiPhoneの修理をすることはできません。
これは世界の工場の中国が、どれくらいのストックを持っているかにかかっていることは間違いないのですが、バッテリー以外のパーツなら、中古のiPhoneを購入してきて正常なパーツを流用することもできます。
修理屋さんはAppleと違い、修理することが主な目的なので意地でも修理しようと考えます。
iPhone4シリーズなどの修理は手間も多く、割に合わないと思うことも多いのですが、そこは修理屋さんとしての意地で修理をおこなっています。
バッテリーは在庫があっても長期間放置されていた物は完全放電して使えなくなっているものが多いので適切に管理されていないと難しいですが。
iPhone6Plusのサポート打ち切りの話からiPhone修理屋さんの話にまできてしまいましたが、思うままに筆を進めた結果なので、ご容赦ください。