iPhone6sの水没修理 糸島からわざわざお越しくださったお客さまです!
6月になって晴ればっかりだったのがいきなり雨が降ってきましたね。
それも避難勧告が出るレベルの大雨ですよ。 梅雨も終わりがけなのに・・・
まるで、夏休みの宿題を終わる3日前から急いでしているような感じですよ。(実を言うと私の事だということは秘密)
その大雨の次の日、一本の電話が。
内容は、大雨の中でiPhoneが水没してしまったとのこと。 ものすごい雨だったから傘を持っても怪しいところがありましたからね・・・
お客さまのiPhoneは水没後、ホームボタンが使えない状態で、さらに通話時に相手に声が届かないとのこと。
操作自体に問題は無いそうで、とりあえず応急処置として乾燥剤に入れていただきました。
その次の日、再びお客さまから電話が。
内容は、車で充電したらiPhoneの電源が落ちてしまったとのこと。 その後、再起動が何度か行われていたので電源を落としているとのことでした。
いよいよ、バッテリーが壊れてしまったのかも・・・
お客さまは今からくるとのことでしたので、その間は準備をすることに。
具体的には、どのような作業をするか、どのパーツを使うか・・・ こんな感じですが、実を言うと基本的にそこまで難しいことは考えてはいないのです・・・
一時間ほど経った後、お客さまが来られました。
早速、iPhoneを見せてもらうことに!
お客さまのiPhoneの中です。
水分が少しあったため、先にエアダスターで飛ばしています。
水が入っていましたが、サビは出ておらず、状態はそこまで悪い感じではなさそうです。
お話を聞いたところだと、バッテリーが怪しい感じではありますが、とりあえず色々とためしてみることに。
乾燥剤に入れていた事によって、ホームボタンが何となく効くようになったとのことで、もしかすると、パーツの交換は必要ないかもしれない。 と思いながら作業を進めます。
水分を飛ばした後に、画面やホームボタンの端子を付け直し、起動。
問題なく起動し、操作にも問題がない状態でした。 更に、ホームボタンも動作し、タッチIDやSiriも問題なく動きました。
ここの交換は必要なさそうですね。
ですが、5分ほど経った後に突然電源が落ち、再起動を繰り返し始めました。
やはりバッテリーかぁ・・・ と思いながら、ダメ元で端子を付け直して強制再起動。
すると、何の問題もなくiPhoneが起動。 ですが、いつiPhoneの電源が切れるかわからないので暫く放置しておくことに。
その間に、通話のテストをさせていただきました。
お客さまの仰ったように、相手に声が届いていない状態です。
基本的に、マイクは破損するようなものではないので、こちらも色々触ってみることに。
5分ほど触った後に、もう一度通話のテストをしてみると、こちらも問題なく動作しました。
どんどん見積もりよりも安くなっていきます。 私も驚きです。
水没して、ここまで回復することはそうそうないのです。
色々触ってなんだかんだで20分ほど経ちましたが、iPhoneの電源は落ちず。
バッテリーが本当に破損しているかどうかを確かめる為に、普段はバッテリーの傷み具合をみるための物を使って調べました。
すると、驚くことに正常と判断されました!
これに私は更に驚き。 あれだけの症状が出ているというのに、ここまで戻るとは思いもしませんでした。
iPhoneの画面にモヤモヤが出ていることを除いて、全て正常になりました。
修理屋さんをそれなりにやっていますが、このようなことはほとんどないのでいい経験をさせてもらいました。
水没の端末ですので、念を押してiPhoneのバックアップを取ってもらうように伝えました。
水没の端末はいつ使えなくなるかわからないですからね・・・
もし、水没させた後に、正常に動く状態でしたらまず最初にバックアップを取るようにしてくださいね。