iPhone5の水没のお客様です。水没したら電源いれないで!

水没修理

どういう経緯かわかりませんが、とにかくiPhoneを水没させちゃったとのことで持って来られました。

IMG_3794

これは何の写真でしょうか?……といっても、ぱっと見では分かりにくいかもしれません。

実はこれ、解体したiPhone 5を大量のシリカゲル(乾燥剤)の中にそっと沈めているところです。

パーツごとに分解したうえで、できる限り水分を除去し、自然乾燥の力で復旧を狙う——これが、当時(2014年ごろ)の“基本にして最終手段”の水没対応法でした。

ここまでやったら、あとはもう「人事を尽くして天命を待つ」。

iPhoneの心臓ともいえるロジックボード(基板)が無事であることを、祈るしかありません。

水没してからの対応スピードがすべてを左右するため、いかに早く・正しく行動できるかが勝負になります。

 

では、iPhoneを水没させてしまったとき、やってはいけないこととは? 以下は鉄則です:

 

■ iPhoneの水没時に絶対にやっちゃダメな3つの行動:

  1. 電源を入れる

    → ショートの原因になります。濡れた状態で通電すると、基板が一発でやられる可能性があります。

  2. 振る

    → 中に入り込んだ水が、かえって奥の基板やコネクタ部にまで広がってしまいます。

  3. ドライヤーで温める

    → 熱に弱い小さなチップやセンサーが破損することがあります。乾かしたつもりが逆効果に。

 

この3つを回避できたうえで、できるだけ早く持ち込んでいただければ、復旧の可能性はグッと高くなります。

 

2025年現在では、水没対応の設備や技術も進化していますが、「初動の判断ミス」で修理不能になるケースはいまだに多いです。

だからこそ、水没直後は「何もしないで持ってくる」がベスト。

 

iPhoneを水に落としたら——慌てず、騒がず、まずは電源を切ってください。

そして、一刻も早くご相談を。

(このリライトは2025年5月に行われたものです。記載の内容は2014年当時の水没修理事情に基づいています)

 

修理の料金を確認してみよう

気になる料金が出たら、そのまま問い合わせもできます!

📞 電話で問い合わせ 💬 LINEで問い合わせ

またはQRコードから登録:

LINE QRコード