iPhoneの修理は、見た目が直ればそれでOK──と思われがちですが、実は「表から見えない細かいパーツ」がきちんと取り付けられているかが、とても重要です。
今回は、あるお客様の事例を通じて、見落とされがちな「小さなパーツ」の大切さについてご紹介します。
(本記事は2015年に執筆されたものを、2025年5月に構成・表現を見直してリライトした内容です)
上の金属の部分にスポンジを貼るのですね。
こちらが正しい状態です。
2度目の修理で気づいた“ある欠損”
先日ご来店いただいたお客様。iPhoneのガラス割れでのご相談でしたが、実は今回が2回目の修理とのこと。1度目は別の修理店をご利用されていたそうです。
表面的には特に問題もなく、きちんと直っているように見えたのですが、分解してみると──大事なパーツがひとつ、取り付けられていませんでした。
見えないけれど重要な「スポンジパーツ」
問題となったのは、iPhoneのフロントパネル上部にある「スポンジ状の部品」です。
これはコネクタを固定する金属カバーの上に取り付けられるもので、正式な名称ではありませんが、スペーサーや緩衝材のような役割を果たします。
iPhone本体とディスプレイをつなぐケーブルコネクタがズレないよう、しっかり押さえつける役割を果たす──いわば「縁の下の力持ち」的な存在です。
このパーツがないとどうなるの?
実際、スポンジがなくてもすぐには不具合が出ないケースもあります。
しかし、以下のようなリスクが高まります:
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軽い衝撃で内部のコネクタが外れる
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タッチ操作や表示に突然不具合が出る
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断線や接触不良の原因になる
つまり、「せっかく修理したのに、またすぐ不具合が…」というトラブルが起きる可能性があるのです。
なぜ省略されるのか?
このスポンジは、単価としては非常に安価な部品です。
ただし、取り付けにはひと手間かかりますし、細かい作業が苦手な業者は「見えないからいいか」と省略してしまうこともあるようです。
結果として、見た目は直っているけれど、内部的には“不安定な状態”でお渡しされてしまうことになります。
修理店選びのポイントは「見えないところ」に表れる
iPhone修理を依頼する際、価格やスピードだけでなく「どれだけ丁寧に作業してくれるか」を基準にすることも大切です。
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純正同等パーツを使っているか
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内部の細部まで丁寧に組み立て直しているか
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担当者が説明をきちんとしてくれるか
こうした点を確認しながら、「安心して任せられる修理屋さんかどうか」を見極めてください。
当店では、こうした“細かいけれど大切なパーツ”も省略せず、きちんと取り付けたうえでお返ししています。
見えない部分こそ手を抜かない。それが信頼される修理の基本だと考えています。



