今回は、意外と多いけどあまり話題にならない、地味だけど重要な修理のご紹介です。
どうやら今回のお客様のiPhoneは、Lightningケーブルの差し込み口の調子が悪くなってしまったようです。
最初は「充電が遅い気がする」「ケーブルを差しても反応しないことがある」といった軽い症状だったそうですが、次第に「ケーブルを手で押さえないと充電できない」という致命的な状態に。
今回の作業中の写真がこちら
ちょうど本体を開いて、パーツの取り外し工程に入ったところです。
Lightningポートは、毎日のように抜き差しする部分なので、使い方や環境によっては意外と早くガタついたり接触不良を起こすんです。特に純正じゃない安価なケーブルを頻繁に使っている場合、端子の形状が微妙に違っていて、ポートに負担がかかることもあります。
このLightningポートの交換修理、実はiPhone修理の中でも少し難易度が高め。
画面やバッテリーの交換とは違い、基板や複数パーツをまたいだ分解が必要になるため、作業の正確さと慎重さが問われます。
修理屋さんとしては「割に合わない」と言いたくなる作業…ですが、腕の見せどころでもありますね(笑)
ちなみに、Lightningポートのパーツはイヤホンジャックやマイクと一体型になっているため、「イヤホンの音が出にくい」「通話時に相手に声が届かない」といった症状も、同じ部品を交換することでまとめて改善することがあります。
こうした物理的なパーツの劣化は、時間が経つにつれて徐々に進行します。完全に壊れてからだとデータのバックアップも取れなくなることがあるので、違和感を覚えた時点での早めの修理をおすすめします。
今回の修理費用は4,800円(税込)。
クレジットカードや電子マネーにも対応していますので、お支払いも安心です。
「充電ケーブルの反応が悪い」「角度を変えないと充電できない」そんな症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。症状が軽いうちなら修理も早く、コストも抑えられますよ。
(※この記事は2025年5月時点での修理事例を元にリライトされたものです)



