今日はiPhoneの修理ではなく、LINEが使えなくなって困っている。というお客様。
当店はパーツを交換するだけのiPhone修理屋さんではなく、IT屋さんを10年以上営むiPhoneの修理屋さんなので、アプローチと技術力が違うのが売りなんです。
売りと言いながらも表には出してないような情報なのですが。
宣伝が下手なんですね。
と手前味噌はこのくらいにして本題へ。
LINEが使えないというので、まずは状況から確認です。
お客様のiPhoneでLINEを開いてみると「ログアウト」したような状態になってました。
お客様の端末はSIMフリーのiPhone5で現地のSIMを挿して利用していたそうです。
先月日本に帰ってきて日本で使うことに。
別の携帯があるので、通話などは困っていない。
LINEの認証などは別の携帯で行っていた。
これが現在ある条件。
この状態で電話番号認証しようとすると、SMSを送信する画面から進まない。
その前の規約の画面は外国語で書いてある状態。
最初は現在届いている内容だけ見ることが出来ればいいという話だったので、小技を使いiPhoneのデータにアクセスしてみるが、LINEの通信内容が一つもない。
このことから推測すると、ログアウトした状態では端末内のデータを消しているのだろうと思う。
ログインしてLINEのサーバー上にあるパーソナルデータをダウンロードして端末で見ることが出来る状態になり、その状態でデータを漁ると通話内容などが見れるのだろうという推測。
ということで、データを拾い出すのは諦めて別のアプローチ。
別のIDで上書きしなければデータは大丈夫なはず!という前提で作業をする。
しかし、データが消えるかもしれないリスクはあるということをお客様になっとくしてもらい作業開始。
まずは、外国仕様になっている部分を日本仕様に治すべく、私が使っているSIMを挿して再起動。
細かい設定変更などをして日本で普通に電話やネットが使える状態にする。
ちなみに、外国ではデータ定額など導入していないキャリアが多くデータ通信をこまめに切り替えるのが通例なので、今回の端末もオフになってました。
ここまでの作業を完了させて再度認証にチャレンジするも、SMSの送信ができない。
その前の規約などが書いている画面は日本仕様になっていたのですが、アプリの中で整合性が取れなくなっている状態なのかなと。
ここまでやってもダメだったので、お客様に承諾を頂き一旦LINEのアプリを削除して入れなおすことに。
アプリを入れなおし、同じ電話番号で登録をかけ直すと、今度はSMSが送信できて無事に認証完了。
同じ番号での認証だったので、過去のデータや未読のデータも無事に復旧して作業完了。
その後、当店で取り扱いのある格安SIMの「みおふぉん」をご契約いただき海外のSIMフリー端末を日本でも快適に使える状態にしてご退店。
※みおふぉんは900円/月(税別)からスマホを持つことができる商品です。
このお客様は当店スタッフが西新駅周辺でチラシを配っていたのを見て来店頂いたのです。
帰り際に「大根君に出会えてよかったよ!」といっていただきました。
この言葉が1番嬉しいですね。