「サードパーティでバッテリー交換したけど、やっぱりAppleに相談したい」「返金や対応ってどうなるの?」と疑問を抱くあなたに向けた、実体験レポートです。
私自身、2014年8月にiPhoneのバッテリーが急に持たなくなり、自分でバッテリー交換を行いました。その後Appleに問い合わせた対応の流れを、ファースト・セカンド・サードアクションという形で整理しています。
Apple Store福岡天神店でのやりとりをベースにした実話ですので、九州在住の方にも参考になるはずです。
ファーストアクション:まずは問い合わせてみる
最初は電話でAppleサポートに問い合わせました。
返ってきたのは以下のような内容でした:
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基本的に純正プロバイダ(Appleまたは正規サービスプロバイダ)以外で修理・交換した場合、返金や無償交換などの対応はできない
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修理歴がテスターに出るため、Apple側で判断が可能
つまり「自分でバッテリー交換したなら対象外です」というスタンスですね。
セカンドアクション:やんわり粘ってみる
ここで一歩踏み込みます。
「でも、もともと不良バッテリーをつかまされたからこんなことになったんじゃないの?」という論点を、柔らかく主張してみました。
この段階での返答:
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電源ボタンの交換プログラムのように、一部の事例では領収書があればサードパーティ修理でも対応可能だった過去はある
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しかしバッテリーに関しては特にセンシティブで、Appleのテスターで非純正修理が検出されると、それだけで受付不可になることが多い
やはり“バッテリー領域”はAppleの中でも最も慎重に扱われる部類のようです。
サードアクション:さらに強めに押してみる
ここではやや強めに、
「Appleが不良品を売るからこうなるんでしょ」
的な論理を少し強調して話を進めました。あくまで冷静に、です。
すると、担当者が「この件は専門の部署に引き継ぎます」とのことで、次のフェーズへ。
エスカレーション後の対話:専門部署の対応は?
別部署の担当者は非常に丁寧かつ論理的で、以下のようなやりとりになりました。
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正規対応でのバッテリー交換は、現時点で“明らかな劣化症状”が出ていないと実施できない(これは譲れないルール)
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ただし、今回のやりとりと内容は全て履歴に残しておく
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万が一、今後またバッテリーの挙動に異常が出た場合には「担当者名を指名して再連絡してください」とのこと
かなり柔軟かつ誠実な対応に感じました。Appleのサポート体制には、他社にはない厚みを感じます。
私が伝えた背景情報
ちなみに私は福岡市中央区周辺に出没することが多く、Apple Store福岡(旧天神)にもよく立ち寄ります。
そのため「可能であれば、この店舗で一括対応してもらえると助かる」と伝えたところ、店舗側にも情報を共有してくれることになりました。
総評:一度でも非正規修理をすると道のりは遠い。でも…
結論としては、
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一度でもサードパーティ修理(自己修理含む)をした場合、通常ルートでApple対応を引き出すのは難しい
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しかし、丁寧に・論理的に経緯を伝え、しっかり話を積み重ねれば「無下にはされない」
Appleのサポートは他社と比較しても格段に対応が丁寧で、柔軟性があります。
もちろん、混雑時は待たされることもありますが、粘る価値はあると感じました。
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※この記事は2025年5月時点での体験談をもとにリライトされたものです。
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この記事を書いた人

石井つかさ(ライター / iPhone修理エンジニア)
✅ 2025年5月で創業11年!福岡市内で最も歴史のある(たぶん)iPhone修理店を運営
✅ 1万台以上のiPhoneを修理してきた実績
✅ システムエンジニア歴20年以上 → ハードだけでなくソフト面からもアドバイス可能!
✅ PC・ゲーム機の修理実績も多数
✅ ライターとしての実績もあり、「専門知識をわかりやすく伝える」のが得意!
「詳しいけど、オタク的じゃない」視点で、専門用語をできるだけ噛み筒き、お客様にとって本当に役立つ情報を発信しています。
🎓 2019年、40代で京都芸術大学に入学、2025年3月、6年かけて卒業。
その後すぐに放送大学に入学し、心理学を学部。 現在も学びを続経中です。
✍️ 芸術大学で学んだ“構成力・表現力”と、放送大学での“心理・社会・文学・経済”の学びを融合し、
情報発信や文章指導に応用しています。
「感性で伝え、論理で支える」
そんな発信を大切にしながら、ZINE、Kindle書籍、講座など多角的に活動中。
活動実績(一部)
✅ iPhone修理店のオーナーとして、福岡市内で最も歴史ある店舗(iatq.net)を運営
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✅ Yahoo!ニュース エキスパートとしても執筆中
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✅ ビジネス系メディアへのnote実篩も多数
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✅ ナビットの1000人アンケートの記事も担当
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✅ Kindle書籍も多数出版。可処分所得や通信制大学に関する実用エッセイなどを執筆
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