最近増えてきた残価設定型で使っていたiPhoneの修理について

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アウトカメラレンズ

この記事は2022年5月の記事です。

最近、残価設定で購入したiPhoneの修理が増えてきています。
2年使って、2年後に返却したら商品代金の半分は払わなくていいよ!という使い方。
車などでは、ずいぶん以前から導入されている仕組みです。

iPhoneをレンタルして使っているような感じでしょうか。
筆者が現在使っているiPhone13miniも、このやり方で使っています。

よく分かりませんね。このプログラムのポイントだけ割愛して

  1. 2年後にiPhoneを返却する
  2. 2年間はiPhoneなどの機種代金を1/48ずつ支払いをする

ということです。
100点の表現ではありませんが、イメージとしては4年間の分割で購入する契約をして2年経ったところで、商品を返すから残りの分割支払いをストップするので支払いは1/48を2年間ということになるのです。
それで実質的に半額で新品のiPhoneが使えるということになります。

こんなやつ。

問題は返却する際に破損があると所定の金額を支払わなければいけません。

目次
  • 非正規のiPhone修理店で修理したものを返却してバレないのか
  • 壊れたiPhoneを修理をしないで返却した場合の支払い金額
  • 最近増えてきた残価設定型で使っていたiPhoneの修理 まとめ

非正規のiPhone修理店で修理したものを返却してバレないのか

結論としては、わかりません。

前提として修理したiPhoneを返却しても問題がないのかどうかが不明なのです。
これは各キャリアのガイドラインによるもので公表もされていないので、キャリアの中の人しかわからない世界です。

修理歴があるiPhoneかどうかわかるのか?

街のiPhone修理屋さんは画面を開ければわかります。
わからない修理屋さんには行くべきではない。というくらいわかります。

今回は残価設定で2年後に返却を希望しているのが前提のお話なので経年劣化のバッテリーは割愛しますが、画面は、どんなグレードが付いていてもわかると思います。
品質の良し悪しはわかりませんが、修理歴があるかは確実にわかります。

再生パネルとかオリジナルとか言っている物も、ほぼわかります。

ちなみに買取を専門にしている店舗も見破ると思います。
見破った上で、それを買い取るかどうか、また価格を下げるかどうかは買取をする店舗や返却を受けるキャリアの判断になります。

iPhoneの体裁が整っていれば問題ないというところもあるでしょうし、画面割れ修理したiPhoneは液晶不良として取り扱うショップもあります。

壊れたiPhoneを修理をしないで返却した場合の支払い金額

各キャリアとも現在は22000円(税込)で揃っているようです。

つまり残価設定でiPhoneを返却する際に、修理していてもOKという前提であれば22000円以下の修理であればお得なわけですね。
福岡エリアの現在のiPhone12シリーズの画面割れ修理の相場は22000円よりも上なので、そのまま返却した方がお得になります。(2025年5月現在の当店のiPhone12の画面割れ修理の価格は9000円です。)

背面ガラス割れの修理をしているiPhone修理屋さんは少ないのですが、当店では1万円程度(機種により若干変動)で背面ガラス割れ修理をしていますので、修理してから返却するとお得になります。

昨日はiPhone12PROのカメラレンズ割れ修理をしたのですが、これは4000円で修理完了致しましたので、お得です。

写真はiPhone13のアウトカメラレンズ割れです。

このように、各キャリアが問題なく受け付けてくれるのであれば、iPhoneを修理してから返却する方がお得になる場合が多いです。

当店の場合でしたら、iPhone11proMaxまでの機種でしたら修理をして返却をした方がお得になります。
iPhoneの修理パーツは時間と共に値段が下がりますので、もう少ししたらiPhone12シリーズも画面割れ修理してから返却する方がお得になるかもしれませんね。

最近増えてきた残価設定型で使っていたiPhoneの修理 まとめ

当iatQインキューブ天神店でも下取りに出すとか返却する際にバレますか?
と聞かれることが非常に多くなっています。

今のようにiPhone修理店が多くなかった頃は修理されたiPhoneもあまり出回ってなかったので、中古買取をしているショップさんなども警戒が薄かったと思うのですが、現在は掃いて捨てるほどiPhone修理店がありますので、中古iPhoneを取り扱うショップさんも慣れた物だと思います。

当店に持ち込まれるiPhoneの画面割れ修理も半分以上は修理歴があるiPhoneになっています。
純正である必要性など色々物議はありますが、筆者はちゃんと使えていれば問題ないと思う方なので、修理していいじゃん。と思うわけです。

新機種をガンガン進めてくる家電量販店やキャリアショップさんなんかはSDGs的に(この言葉を使いたかっただけ)どうなんでしょうかと思います。
当店では今でも月に数件はiPhone SE(初代)のバッテリー交換や画面割れ修理でお客様がご来店されます。

このように大切なiPhoneを長く使おうと思えば、街のiPhone修理屋さんというのは必要な存在だと思うのですけどね。

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この記事を書いた人

石井つかさのプロフィール画像

石井つかさ(ライター / iPhone修理エンジニア)

2025年5月で創業11年!福岡市内で最も歴史のある(たぶん)iPhone修理店を運営

1万台以上のiPhoneを修理してきた実績

システムエンジニア歴20年以上 → ハードだけでなくソフト面からもアドバイス可能!

PC・ゲーム機の修理実績も多数

ライターとしての実績もあり、「専門知識をわかりやすく伝える」のが得意!

「詳しいけど、オタク的じゃない」視点で、専門用語をできるだけ噛み筒き、お客様にとって本当に役立つ情報を発信しています。


🎓 2019年、40代で京都芸術大学に入学、2025年3月、6年かけて卒業。
その後すぐに放送大学に入学し、心理学を学部。 現在も学びを続経中です。


✍️ 芸術大学で学んだ“構成力・表現力”と、放送大学での“心理・社会・文学・経済”の学びを融合し、
情報発信や文章指導に応用しています。

「感性で伝え、論理で支える」
そんな発信を大切にしながら、ZINE、Kindle書籍、講座など多角的に活動中。

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活動実績(一部)

iPhone修理店のオーナーとして、福岡市内で最も歴史ある店舗(iatq.net)を運営
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