筆者は通信制の大学に通っているのですが、学内SNSでレポート提出前に限ってパソコンが壊れるなどのあるある系トラブルを目にすることが多々あります。
せっかく書いたレポートや、会社員の方であれば一生懸命作った書類が失われてしまう恐怖はなかなかのものです。そんな悲しい出来事が起こる前に万が一の事態が発生してもリカバーが効く状態にしておきましょう。
今回の記事はiPhone、iPadのみではなくAndroidやパソコン、MACも共通して使える方法なのでご参考までにどうぞ。
目次
- クラウドとは
- クラウドのメリット
- Googleのクラウドサービス
- 転ばぬ先の杖【クラウド活用のすゝめ】 まとめ
クラウドとは
クラウドという言葉が使われるようになって久しいですが、意外とモヤッとした印象でよくわからないという方が多いようなので、ざっくりとご説明いたします。
クラウドというのはインターネット上にある色んなものです。
さて、いよいよわからなくなってきましたね。
自分の手前にあるものから考えていくと少しわかりやすくなります。
目の前にあるスマホやパソコンはローカルです。
weblioによれば
ローカル【local】
読み方:ろーかる
[名・形動]
1 その地方に限定される特有なこと。また、そのさま。風俗・自然・情緒などにいう。「番組に—な(の)色彩を盛る」
2 他の語と複合して用い、地方の、地方特有の、また、局地的・局所的な、の意を表す。「—鉄道」「—新聞」
3 あるコンピューターと、その入出力チャンネルに直結された端末装置などで構成される利用環境。「—のプリンターで印刷する」⇔リモート。
と書いていますが、ここではスマホやパソコンの中としましょう。
そしてクラウドとはインターネット上にあるものです。
クラウド【cloud】
クラウドについては活用を見た方が理解しやすいかと思います。
- クラウドストレージ インターネット上にある倉庫
- クラウドサービス インターネット上で実行されるサービス
youtubeはクラウド型映像配信サービスということです。
TSUTAYAでDVDを借りてきて観るのはローカル型のサービスです。
ざっくりとこんな感じで理解してください。
クラウドのメリット
クラウドサービスの一番のメリットは、ほぼリアルタイムで保存されることです。
保存を意識しなくても文章を作っていく端から保存されまくるのです。そしてインターネット上に保存されるので、パソコンが壊れてもインターネット上に保存されたものは無事なのです。
そして昨今のクラウドサービスはマルチプラットフォームといってIDとパスワードの管理ができていれば、インターネットにつながる端末さえあれば、どこからでもデータを引き出せるのです。
また会社のパソコンで資料を作り、バスや電車で移動している時にスマホからチェックをして修正するという使い方もできます。
つまりパソコンが急に壊れてもなんとかなるということです。
Googleのクラウドサービス
別にGoogleの回し者というわけではないのですが、無料で手軽に使えるクラウド型のofficeソフトといえばGoogle一択になるかと思います。
他にも優れたサービスはたくさんあるのですが、無料で動作がスムーズ、かつ利用者が多いというのは大きなメリットです。無料と動作がスムーズということはイメージしやすいでしょうが、利用者が多いというのは大きなメリットになります。
それは情報が多いということです。
困ったことがあってもインターネットを使って少し調べると、いくらでも答えがあります。
ユーザーが少ないマニアックなサービスでは、そうはいきません。
Google Workspace(旧G site)はMicrosoftのofficeと、ほぼ同じ機能が無料で使うことができます。
- Microsoft Word→Googleドキュメント
- Microsoft Excel→Googleスプレッドシート
- Microsoft PowerPoint→Googleプレゼンテーション
このようになっています。
さらにGoogleドライブという保管エリアも無料で15G使うことができます。
使い方は簡単でお使いのパソコンやMacのインターネットブラウザで

にアクセスしてgoogleのアカウントでログインするだけです。
このgoogleドライブの中でGoogleドキュメントなど作成して使うことができます。
Googleのアカウントを持っていない方は、これを機会に作っておきましょう。
何かの役に立ちます。
Gmailを使っている方は、それがGoogleのアカウントになります。
また、Androidを使っている方も既にGoogleアカウントを持って運用しているはずなので、それを利用しましょう。
iPhoneやiPad、Androidスマホ、タブレットをお使いの方はアプリをダウンロードしておくと使いやすくてオススメです。
転ばぬ先の杖【クラウド活用のすゝめ】
いかがでしょう。
本当は細かい使い方や登録までお伝えできれば良いのですが、そこまで書くと全米が泣くレベルの超大作になってしまうので、今回は概要だけお伝えしました。
身の回りをApple製品で固めている方はiCloudでも問題ないと思いますし、Microsoftアカウントを持ってサブスクリプション契約をしている方ならofficeでも問題ありません。今回のポイントはクラウド連携をしているofficeサービスで追加予算なしでデータを保全しましょうというのが一番のポイントですので、既に同様のサービスに予算を使っているのであれば、その範囲で活用すればいいかと思います。
今回のクラウドのすゝめでの注意ポイントは、クラウドサービスも絶対ではないということを常に頭に入れておくということです。インターネットの細かい説明をすると大変なことにあるので、今回は割愛しますが、電話線の向こう側にもパソコンのようなものがあり、そことデータのやり取りをしているのです。
つまり、向こう側の機会が壊れたら色々失います。
当然プロが管理してバックアップも万全にしていますので、簡単に失われたり流出したりはしませんけどね。まあ完全なものはないということです。
このことさえ頭の片隅に置いて活用すれば便利で安全なサービスだということは間違いないので、積極的に活用しましょう。