電車に乗っていて「iPhoneの充電がもうほとんどない…」なんて時、不安になりますよね。
とくにモバイルSuicaで改札を通っている人にとっては、「もし降りる時にiPhoneの電源が落ちたらどうなるの?」というのは気になるところです。
今回は、iPhoneが電池切れ寸前でもモバイルSuicaが使えるのか?という疑問について、分かりやすく解説します。
実は、iPhoneの電源が切れてもSuicaは「一時的に使える」ことがある
iPhoneには「電源リザーブ(予備電力)モード」と呼ばれる仕組みがあり、一部の機能は電源オフ状態でもしばらく動作します。
この機能により、以下の条件を満たしていればモバイルSuicaは改札通過に使えます。
▶ 対応条件:
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対応機種:iPhone XR、XS、XS Max 以降
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iOS 12 以降で、WalletにSuicaを「エクスプレスカード」として登録済み
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完全な電源OFFではなく、Appleロゴも表示されない「バッテリー切れ直後の状態」
この状態では、画面も操作も一切できませんが、数時間はSuicaのNFC機能だけが動作します。Suicaをエクスプレスカードに設定していれば、Face IDやTouch IDを使わずに端末をかざすだけで改札を通れるのです。
Appleの公式情報によると、予備電力でのSuica利用は「最大5時間」可能とされています(ただし実際はバッテリー状態や環境によって前後します)。
完全放電になるとSuicaも使えなくなるので注意!
ただし注意点があります。予備電力モードも「完全にバッテリーが空になる」と動作しません。
たとえば、
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朝から充電せずにずっと使い続けた
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モバイルバッテリーを忘れた
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アプリやカメラの使いすぎで想定以上に電池を消耗した
こうした場合、改札を出る直前で電源が完全に落ちてしまい、Suicaが反応しなくなる…という最悪のケースもあり得ます。
万が一そうなった場合は、駅係員に申し出ることで対応してもらえますが、やはりスムーズに通過できるのが一番ですよね。
バッテリーが劣化してきたと感じたら交換を検討しよう
最近、「充電の減りが早くなった」「電源が急に落ちることがある」などの症状がある方は、iPhoneのバッテリーが劣化しているサインかもしれません。
設定アプリから「バッテリーの状態と充電」を確認し、「最大容量」が80%前後なら交換のタイミングです。
バッテリーを新しくすれば、
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モバイルSuicaが安定して使える
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急な電源オフのリスクが減る
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全体的な動作も改善される
といったメリットがあります。
まとめ:Suicaは「動くこともある」けど、電池切れはやっぱり避けたい
iPhoneが電源オフになっても、条件が揃えばSuicaは一時的に使えます。
とはいえ、完全放電してしまうと使えなくなるため、過信は禁物です。
モバイルSuicaを安心して使い続けるためにも、日頃からバッテリー管理はしっかりしておきましょう。もし不安な場合は、バッテリー交換のご相談もお気軽にどうぞ。
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この記事を書いた人

石井つかさ(ライター / iPhone修理エンジニア)
✅ 2025年5月で創業11年!福岡市内で最も歴史のある(たぶん)iPhone修理店を運営
✅ 1万台以上のiPhoneを修理してきた実績
✅ システムエンジニア歴20年以上 → ハードだけでなくソフト面からもアドバイス可能!
✅ PC・ゲーム機の修理実績も多数
✅ ライターとしての実績もあり、「専門知識をわかりやすく伝える」のが得意!
「詳しいけど、オタク的じゃない」視点で、専門用語をできるだけ噛み筒き、お客様にとって本当に役立つ情報を発信しています。
🎓 2019年、40代で京都芸術大学に入学、2025年3月、6年かけて卒業。
その後すぐに放送大学に入学し、心理学を学部。 現在も学びを続経中です。
✍️ 芸術大学で学んだ“構成力・表現力”と、放送大学での“心理・社会・文学・経済”の学びを融合し、
情報発信や文章指導に応用しています。
「感性で伝え、論理で支える」
そんな発信を大切にしながら、ZINE、Kindle書籍、講座など多角的に活動中。
活動実績(一部)
✅ iPhone修理店のオーナーとして、福岡市内で最も歴史ある店舗(iatq.net)を運営
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✅ Yahoo!ニュース エキスパートとしても執筆中
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✅ ビジネス系メディアへのnote実篩も多数
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✅ ナビットの1000人アンケートの記事も担当
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