※この記事は過去記事をもとに、2025年時点の知見と営業状況を反映してリライトしたものです。
【iPhone水没したら?】やるべき対処法と絶対にNGな行動をプロが解説
「iPhone、水に落としてしまった…」
その瞬間、焦りますよね。でも落ち着いてください。
正しい手順を踏めば、復旧できる可能性はまだあります。
この記事では、福岡のiPhone修理専門店としてこれまで何十件も水没対応をしてきた経験から、
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水没直後に絶対やってはいけないこと
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自分でできる応急処置
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生米のウワサは本当なのか?
について、分かりやすく解説します。
そもそもiPhoneは「防水」じゃない
まず大前提として覚えておいてほしいのがこれ:
iPhoneは防水ではありません。あくまで耐水です。
iPhone 7以降のモデルには耐水性能(IP67またはIP68)が備わっていますが、長時間の水濡れや高水圧、経年劣化による隙間からの侵入は防げません。
内部に水が入ると、iPhoneは非常に気密性が高いため、水分が抜けにくくなります。
その結果、見えない腐食が静かに進行していくのです。
iPhoneが水没した直後にやるべき行動
✅ まず電源を切る!絶対に電源は入れない
「つくかな?」と確認したくなる気持ちはわかりますが、
通電=ショート=内部破損の可能性が高くなります。
落ち着いて、電源をオフに。
✅ ケースを外す・水分を丁寧に拭き取る
ケースがついたままだと乾燥が遅れるので、必ず外してください。
そして本体外側の水分をしっかり拭き取ること。
このとき、充電ポートやスピーカー穴に水が溜まりやすいので、注意深く。
✅ SIMトレーを取り出す
内部の水気確認も兼ねて、SIMトレーを外して中を確認。
SIMカードが濡れていたら、乾いた布やティッシュで優しく拭き取ります。
SIMカードは精密部品なので、指で触れすぎないように注意しましょう。
❌ やってはいけないNG行動
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電源を入れる
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充電ケーブルを挿す
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ドライヤーなどで加熱して乾かそうとする
どれもNGです。
とくに充電=トドメになりかねません。絶対にやめましょう。
「生米に入れる」は本当に効果あるの?
都市伝説のように語られる「生米に入れる」方法。
結論から言うと、あまりおすすめできません。
▶ 実際の現場ではこんなケースが…
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米粒のカスが内部に入り込んでしまう
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生米に入れて2日後に持ち込まれた端末に水が残っていた
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乾いたように見えても、内部腐食が進んでいた
放置するならまだ、風通しのいい日陰の方がマシな場合もあります。
できれば、シリカゲルなどの乾燥剤を使用した方が安全です。
ベストな対応:すぐに修理店で「水没洗浄」
iPhone修理屋っぽいことを言いますが、やはりこれに尽きます。
水没したら、できるだけ早くプロによる「水没洗浄」を。
早ければ早いほど、復旧率は高まります。
内部の腐食は時間との勝負。乾燥しているように見えても、実は水が残っていた…というのはよくある話です。
もし使えなくなったら?
どうしても今すぐスマホが必要なら:
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新しいiPhoneを購入
-
今のSIMカードを入れ替えて使う
という方法もあります。
Appleでは水没端末は基本的に保証対象外なので、新品購入になる可能性が高いです。
当店でも水没修理・端末購入相談が可能です
福岡(西新・博多)でiPhoneの水没トラブルにお困りなら、当店「iatQ」へご相談ください。
水没洗浄・復旧対応だけでなく、買い替えやデータ移行のアドバイスも行っています。
【補足】iPhone水没時のチェックリストまとめ
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やること |
やってはいけないこと |
|---|---|
|
電源を切る |
電源を入れる |
|
ケースを外す |
充電ケーブルを挿す |
|
外部を拭く |
ドライヤーで加熱 |
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SIMを取り出す |
水中で振る・揉む |
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修理店に持ち込む |
生米に入れて長時間放置 |
修理の料金を確認してみよう
この記事を書いた人
石井つかさ(ライター / iPhone修理エンジニア)
✅ 2025年5月で創業11年!福岡市内で最も歴史のある(たぶん)iPhone修理店を運営
✅ 1万台以上のiPhoneを修理してきた実績
✅ システムエンジニア歴20年以上 → ハードだけでなくソフト面からもアドバイス可能!
✅ PC・ゲーム機の修理実績も多数
✅ ライターとしての実績もあり、「専門知識をわかりやすく伝える」のが得意!
「詳しいけど、オタク的じゃない」視点で、専門用語をできるだけ噛み筒き、お客様にとって本当に役立つ情報を発信しています。
🎓 2019年、40代で京都芸術大学に入学、2025年3月、6年かけて卒業。
その後すぐに放送大学に入学し、心理学を学部。 現在も学びを続経中です。
✍️ 芸術大学で学んだ“構成力・表現力”と、放送大学での“心理・社会・文学・経済”の学びを融合し、
情報発信や文章指導に応用しています。
「感性で伝え、論理で支える」
そんな発信を大切にしながら、ZINE、Kindle書籍、講座など多角的に活動中。
活動実績(一部)
✅ iPhone修理店のオーナーとして、福岡市内で最も歴史ある店舗(iatq.net)を運営
▶︎ 自社サイトはこちら
✅ Yahoo!ニュース エキスパートとしても執筆中
▶︎ Yahoo!記事一覧はこちら
✅ ビジネス系メディアへのnote実篩も多数
▶︎ 掲載メディアはこちら(note)
✅ ナビットの1000人アンケートの記事も担当
▶︎ ナビットでの執筆一覧はこちら
✅ Kindle書籍も多数出版。可処分所得や通信制大学に関する実用エッセイなどを執筆
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