洗剤まみれのiPhone。iPhoneを洗濯してはいけません!

水没修理

「iPhoneをうっかり洗剤と一緒に濡らしてしまった…」

そんな“水没以上にやっかい”なご相談が、福岡市の当店に舞い込みました。

iPhoneは防水性能があるとはいえ、洗剤やシャンプーなどの液体が入り込むと話は別。今回は、基板洗浄によって奇跡的に復旧した事例をご紹介します。

(本記事は2014年の投稿をもとに、2025年5月に構成・文章をリライトしたものです)

見た目は普通。でも中身から洗剤が…

今回持ち込まれたのは、iPhone 5s。

外見は比較的きれいだったものの、フロントパネルを開けた瞬間──中から洗剤まじりの水分が流れ出してきました。

「これはかなり危ない状態かもしれない」と判断し、すぐに分解と基板洗浄の作業に入りました。

洗剤まみれのiPhone、復旧の流れ

洗剤がiPhoneの中に入り込むと、水だけでなく界面活性剤が基板に残るため、腐食が進みやすく非常に厄介です。

当店では、次のような手順で対応しました:

  1. 本体をすべて分解し、ロジックボードとパーツを個別に洗浄

  2. 専用溶液で丁寧に洗い、細部の水分を除去

  3. 日陰干し(約10分/気分的な演出です)

  4. 専用機器で完全乾燥(24時間)

  5. 翌日、電源をON → 起動成功!

データも復旧。唯一の損傷は液晶

起動後の動作チェックでは、幸いすべてのデータも無事で、操作も問題ありませんでした。

ただし──

フロントパネル内部、ガラスと液晶の間に入り込んだ洗剤の影響で、液晶に傷みが出ていました。

このため、最終的にフロントパネル(液晶ごと)を交換して作業完了となりました。

 

▼交換前のパネルには、しっかりと水分が残っていました(写真)

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iPhoneの「洗剤水没」は即対応がカギ

iPhoneの水没といえば“水・お風呂・雨”が定番ですが、実は「洗剤」はもっと危険です。

泡が基板に残ると、時間が経つにつれて内部腐食が進行するため、以下の対応が重要になります:

  • 電源はすぐに切る(入っていたら絶対に再起動しない)

  • ドライヤーで乾かさない(熱で基板損傷の危険)

  • できるだけ早く分解・洗浄できる専門店へ

iPhoneに何か液体がかかったときは、見た目がきれいでも安心せず、早めの相談をおすすめします。

福岡・西新でiPhone修理をお考えなら、街の修理屋i@Qへ。

基板洗浄からデータ復旧まで、丁寧に対応いたします。

 

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フロントパネル交換前の中に水が入ってしまっている状態の写真です。

 

 

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