iPhoneを落としてしまったとき、画面のどこが割れたか──
実はその割れ方で、内部のどのパーツにダメージがあるか予測できることがあります。
今回は2015年に撮影された「iPhone 5/5s/6」のガラス割れ写真をもとに、ダメージの特徴や、早めの修理の大切さについてお話しします。
(この記事は2015年当時の内容を、2025年5月にリライトしたものです)
割れの多くは「画面の上部」に集中しやすい
掲載していた写真では、左からiPhone 5、5s、6と並んでおり、いずれも画面の上部に強いヒビが入っていました。
これは、iPhoneの構造的に「上部が重たい」ことが影響していると考えられます。
上部にある主なパーツ:
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バイブレーションユニット
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近接センサー(通話中に画面を消す)
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フロントカメラ
落下の衝撃がこれらのパーツに集中すると、画面が割れるだけでなく、近接センサーのような繊細な部品が壊れることもあります。
近接センサーが壊れると…?
近接センサーは、電話中に画面が勝手にタップされるのを防ぐために「顔が近づくと画面を暗くする」役割を担っています。
これが壊れてしまうと、
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通話中に画面が点灯したままになり、頬で誤操作が起こる
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通話が途中で切れてしまう
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耳を離しても画面が反応せず、操作ができない
といったトラブルが起きるため、電話をよく使う方にとっては非常に困ります。
ケースやフィルムで“予防”を
画面割れの一番の対策は「落とさないこと」ですが、それに加えて:
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耐衝撃タイプのケースをつける
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フィルムやガラス保護を貼る
といった処置をしておけば、万が一のときの被害を最小限に抑えることができます。
もし割れてしまったら?修理で復旧できます
画面が割れてしまっても、内部の基板にダメージがなければ、修理で元通りに戻すことが可能です。
当店のような修理専門店であれば、データを消さずに対応できます。
作業時間も、一般的なフロントパネル交換で30分〜1時間程度。
その日のうちにご返却できるケースがほとんどです。
2015年当時の参考価格(現在は異なります)
以下の価格は、2015年当時の情報をもとに記載しています。現在の修理料金は機種や部品流通状況によって大きく異なりますので、最新の情報は当店までお問い合わせください。
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iPhone 5:8,800円
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iPhone 5s/5c:10,800円
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iPhone 6:27,800円(当時は在庫切れ)
2025年現在は、iPhone SE(第2〜3世代)やiPhone 11〜15シリーズの画面修理が主流です。新しい機種でも部品供給が安定しているモデルは、比較的早く・安価に修理できます。
壊れる前の予防も大切ですが、万が一割れてしまった場合は、放置せずに早めの修理をおすすめします。
当店では安心してご相談いただける体制を整えておりますので、お困りの際はぜひお立ち寄りください。


