さて、恒例の水没の時間です【iPhoneXでも水没するんです!】
iPhone7以降、耐水機能が実装されたiPhoneですが、防水ではないんです。
そして、仮に防水だったとしても防水加工されてある場所はパッキンで水を止めているので経年劣化して機能を失います。
そして今日の水没修理をした端末はiPhoneXです。発売されて3年経過している端末なので劣化もしているだろうし、そもそも防水ではなく耐水なので過酷な環境では耐えきれません。
耐水とは、水が少しかかっても頑張るけん、いままでよりは安心して使えるよ!というものなのです。
昨晩、入浴のお供でiPhoneを浴室につれていきyou tubeを見ながらリラックスタイムを過ごしていたところ、お風呂の中に落下からリンゴループに陥るという悲しい事件がおきたようです。
だけん水場はいかんって言ったやん。という感じなのですが事故はすでにおきてしまったので、あとは頑張って修理をいたします。
当店(iatQ博多店)で多い水没の症状は画面とバッテリーが痛むことが多いのですが、今回は画面とドックコネクタの部分でした。
ドックコネクタというのはライトニングコネクタを挿すとこのパーツで、他にスピーカーの接点や通話時のマイクも同じパーツの中にあります。
ここの修理は多少手間がかかるので、積極的に大歓迎です!といえるパーツではないのですが、そこは福岡のiPhone修理屋の中では老舗の当店。技術力はあると自負しております。
ということで修理スタート。
答えは上に書いているのですが、最初はどこが悪いかわからない状態なので、順番に探っていきます。
まずはバッテリー、画面などを外して水が入った箇所を徹底的に洗浄します。
そして綺麗に乾かして新品の各種パーツを取り付けて起動するかの確認です。
起動したら、一つずつ元のパーツに戻しながらトラブルになっている箇所を特定します。
こういった手順で今回はドックコネクタとバッテリーに障害が出ていることを確認し、取替作業にかかります。
ドックコネクタの部分は比較的ネジの本数なども多く、またロジックボードという基盤の下に潜り込んでいるので付け替えも一苦労です。
画面の交換などは15分程度で終了するのですが、今回の修理は30分程度時間がかかりました。
もう少し熟練してお客さんをお待たせすること無く修理をおこなたいものです。
今回は無事に起動して元の状態で使えるようになりましたが、水没の場合はいつもうまくいくとは限らないので、水没させないのが一番です。
これから暖かいお風呂が気持ちの良い時期になりますが、お風呂にiPhoneを持っていくのは控えましょう。
どうしても持っていく場合は防水のケースにいれるなど、別の対策をお忘れなく。