その“黒いにじみ”は液晶漏れではなく、有機ELの故障かもしれません
iPhoneの画面に「黒いにじみ」が現れたとき、よく「液晶漏れかな?」と思われがちですが、実はちょっと違います。
有機ELディスプレイは液晶とは構造が異なり、液体が使われていないため「液晶漏れ」は起こりません。では何が起きているのか?その答えは、有機ELの発光層や電極の破損によるものなんです。
表示異常が出た時点で、すでに内部で重大なダメージが起きている可能性が高く、放置すると悪化してしまうケースもあります。
iPhoneの“黒にじみ”症状でよくあるパターン
画面割れなしでも発生する「内部破損」
意外と多いのが「画面は割れてないのに表示に異常が出る」パターン。これは、落下や圧迫などでガラスの下の発光層だけが壊れる現象で、見た目には無傷でも、内部に大きなダメージがある状態です。
黒いにじみや変色が広がるようなら、早めにiPhoneの画面修理をした方がいいと思います。
液晶の様に漏れた液が広がるということはありませんが、勝手に復活することもありません。
水濡れ・水没による線状の光や誤表示
iPhoneは防水設計とはいえ、完全防水ではありません。わずかな隙間から水分が入り、有機ELが水に反応して誤表示を起こすことがあります。
特にiPhoneのディスプレイ下部には重要なチップが集まっており、そこに水が侵入すると線状の光や画面のちらつきが発生することも。最悪の場合、本体は無事でも画面だけ再起不能というケースもあります。
修理の料金を確認してみよう
有機ELは“液晶”じゃない?構造の違いをちょっと解説
そもそも「有機EL(OLED)」とは、電流を流すことで自ら発光する有機材料を使ったディスプレイ方式です。
一方、液晶ディスプレイは液体結晶にバックライトを当てる方式。この液体部分が漏れることで「液晶漏れ」が起こります。
しかし有機ELには液体が使われていないため、液漏れは構造上発生しません。ただし、見た目が似ているため「液晶漏れっぽく見える」だけなんですね。
黒にじみ・光の線が出たらどうすればいい?
修理店での修理がおすすめな理由
黒にじみが出ている場合、内部のパネルが損傷している可能性が高く、自然に回復することはほとんどありません。症状が広がる前に、早めの修理をおすすめします。
- 表面のガラスは無傷でも、内部は重度のダメージ
- 放置して使い続けると、画面全体が映らなくなる可能性も
- 有機ELは修理不可=基本的に画面交換になります
当店「i@Q(アイアットキュー)」では、最短20分・データそのままでの画面交換修理が可能です。iPhoneの黒にじみでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。
画面が割れてなくても、表示異常=有機ELの故障の可能性大!
iPhoneで「液晶漏れっぽい黒にじみ」が出た場合、液晶ではなく有機ELの破損が原因のケースが多いです。
とくに水没や落下による内部破損は、画面が割れていなくても深刻なトラブルにつながります。
放置せず、症状が出たら早めに専門店で診断・修理を受けましょう!
修理の料金を確認してみよう
この記事を書いた人
石井つかさ(ライター / iPhone修理エンジニア)
✅ 2025年5月で創業11年!福岡市内で最も歴史のある(たぶん)iPhone修理店を運営
✅ 1万台以上のiPhoneを修理してきた実績
✅ システムエンジニア歴20年以上 → ハードだけでなくソフト面からもアドバイス可能!
✅ PC・ゲーム機の修理実績も多数
✅ ライターとしての実績もあり、「専門知識をわかりやすく伝える」のが得意!
「詳しいけど、オタク的じゃない」視点で、専門用語をできるだけ噛み筒き、お客様にとって本当に役立つ情報を発信しています。
🎓 2019年、40代で京都芸術大学に入学、2025年3月、6年かけて卒業。
その後すぐに放送大学に入学し、心理学を学部。 現在も学びを続経中です。
✍️ 芸術大学で学んだ“構成力・表現力”と、放送大学での“心理・社会・文学・経済”の学びを融合し、
情報発信や文章指導に応用しています。
「感性で伝え、論理で支える」
そんな発信を大切にしながら、ZINE、Kindle書籍、講座など多角的に活動中。
活動実績(一部)
✅ iPhone修理店のオーナーとして、福岡市内で最も歴史ある店舗(iatq.net)を運営
▶︎ 自社サイトはこちら
✅ Yahoo!ニュース エキスパートとしても執筆中
▶︎ Yahoo!記事一覧はこちら
✅ ビジネス系メディアへのnote実篩も多数
▶︎ 掲載メディアはこちら(note)
✅ ナビットの1000人アンケートの記事も担当
▶︎ ナビットでの執筆一覧はこちら
✅ Kindle書籍も多数出版。可処分所得や通信制大学に関する実用エッセイなどを執筆
▶︎ Amazon著者ページはこちら

