「携帯代、高すぎじゃないですか?」
そんな疑問から始まった、格安SIMとの出会い。
この記事は、2015年当時にiPhone修理店で筆者が格安SIMサービス「みおふぉん」の取り扱いを始めた際に書いたレポートを、2025年5月に再構成・リライトしたものです。
当時の空気感を残しつつ、現代の視点で補足を交えながらお届けします。
毎月6000〜8000円の通信費に疑問
当時の大手キャリア(docomo、au、SoftBankなど)の料金は、月額6000〜8000円が一般的でした。
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通話定額オプション
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パケット通信量(7GBなど)の定額プラン
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各種オプションの抱き合わせ
このような構造で、思っていたより高額になることも少なくありませんでした。
筆者自身も「こんなに使ってないのに、なんでこんなに高いんだ?」と疑問を持っていました。
「みおふぉん」なら、音声通話+ネットが1600円〜
そんななか、登場したのが「みおふぉん」。
当店でも2015年4月から取り扱いを開始した格安SIMサービスです。
通話+データ通信がセットで、なんと月額1600円〜という驚きの料金。
ライトユーザーにとっては、必要十分なスペックでした。
こんな方に向いていました:
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電話はかかってくる方が多く、自分からの発信は少なめ
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動画視聴はほとんどしない
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子ども用や2台目スマホとして持ちたい
現在では「IIJmio」として継続され、2025年時点でも根強い人気を誇っています。
なぜ格安SIMはこんなに安いのか?
仕組みは今も基本的に同じです。
格安SIM(MVNO:仮想移動体通信事業者)は、docomoなどの大手キャリアが保有する回線(インフラ)を「借りて」自社のサービスとして提供しています。
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インフラ投資が不要
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実店舗を持たない(または少ない)
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オンライン完結で人件費を削減
こうしたコスト構造が料金の安さにつながっていました。
ただし「安い=完璧」ではない
便利で安い一方で、以下のようなデメリットも指摘されていました:
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回線が混雑しやすい:昼休みや夕方に通信速度が極端に遅くなることがある
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実店舗が少なく、サポートが限定的:設定やトラブル対応が自己解決前提になりがち
これらの点は、2025年現在でもある程度共通しています。ただし、最近はリアル店舗を構えるMVNOも増え、サポートの充実が進んでいます。当店でも店頭でのサポートを積極的に行っています。
当店は“ショップのような修理屋さん”としてサポートしていました
当時の当店では、「みおふぉん」を契約された方への初期設定や運用のご相談にもしっかり対応していました。
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SIMの入れ方や開通手順
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iPhoneでのAPN構成プロファイルの設定
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通信量の目安や使い方のコツ
店舗での手続きは新規契約に限られていましたが、実際に筆者自身が「人柱」として試していたので、リアルな使用感をお伝えできていたと思います。
当時の格安SIM体験が、今の選択肢を広げてくれた
現在ではahamoやpovo、LINEMOといったオンライン専用プランも広まり、当たり前になった「安い通信プラン」ですが、2015年当時はまだ新しい選択肢として話題になり始めた頃でした。
あのとき思い切って飛び込んでみたからこそ、通信費を抑えてより自由なスマホライフを手に入れられた気がします。
これから格安SIMを検討される方は、「安さ」と「安心」のバランスを自分のライフスタイルに合わせて選んでみてください。
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この記事を書いた人
石井つかさ(ライター / iPhone修理エンジニア)
✅ 2025年5月で創業11年!福岡市内で最も歴史のある(たぶん)iPhone修理店を運営
✅ 1万台以上のiPhoneを修理してきた実績
✅ システムエンジニア歴20年以上 → ハードだけでなくソフト面からもアドバイス可能!
✅ PC・ゲーム機の修理実績も多数
✅ ライターとしての実績もあり、「専門知識をわかりやすく伝える」のが得意!
「詳しいけど、オタク的じゃない」視点で、専門用語をできるだけ噛み筒き、お客様にとって本当に役立つ情報を発信しています。
🎓 2019年、40代で京都芸術大学に入学、2025年3月、6年かけて卒業。
その後すぐに放送大学に入学し、心理学を学部。 現在も学びを続経中です。
✍️ 芸術大学で学んだ“構成力・表現力”と、放送大学での“心理・社会・文学・経済”の学びを融合し、
情報発信や文章指導に応用しています。
「感性で伝え、論理で支える」
そんな発信を大切にしながら、ZINE、Kindle書籍、講座など多角的に活動中。
活動実績(一部)
✅ iPhone修理店のオーナーとして、福岡市内で最も歴史ある店舗(iatq.net)を運営
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✅ Yahoo!ニュース エキスパートとしても執筆中
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✅ ビジネス系メディアへのnote実篩も多数
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✅ ナビットの1000人アンケートの記事も担当
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✅ Kindle書籍も多数出版。可処分所得や通信制大学に関する実用エッセイなどを執筆
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