「iPhone 7だからもう修理できないですよね?」——i@Qの店頭で月に1〜2回は聞かれる質問です。結論から言うと、できます。私の店ではこの1年間でiPhone 7以前の機種を23台修理しました。3GS世代から触ってきた身として、古い機種こそうちの出番だと思っています。
1年で23台。iPhone 7以前の修理は今でも毎月コンスタントに来ます
まずはデータから。私が経営するi@Q(アイアットキュー)西新店・博多店のSquareの売上データを集計したところ、2025年5月27日から2026年5月24日までの1年間で、iPhone 7以前の機種(iPhone 4/4s/5/5s/6/6 Plus/6s/6s Plus/SE第1世代/7/7 Plus)の修理は計23台でした。出典は i@Q POS 2025年5月〜2026年5月集計(n=23件)です。
機種別ではこんな内訳になっています。
| 機種 | 修理台数 |
|---|---|
| iPhone 7 | 11台(バッテリー9・画面ガラス2) |
| iPhone 7 Plus | 2台 |
| iPhone SE(第1世代) | 3台 |
| iPhone 6 Plus | 2台 |
| iPhone 6s Plus / iPhone 6s / iPhone 6 | 各1台 |
| iPhone 4s / iPhone 4 | 各1台 |
修理内容の内訳はバッテリー交換が21件・ガラス割れが2件。古い機種で持ち込みが多いのは圧倒的にバッテリー、これは現場感覚そのままの数字でした。なお先月比でiPhone 7のバッテリー依頼はやや増えており、季節要因(夏前の電池の劣化が気になる時期)も体感とぴたり合います。
福岡で一番古いスマホ修理店。3GS世代から続けてきました
うちは2014年5月に西新で創業して、2026年5月で13年目に入りました。福岡市内で「同じ店主が同じ屋号で続けているiPhone修理店」としては、最古参の部類に入ります。私自身は3GS世代(2009年)から個人的に修理を触っていて、累計でiPhoneだけで1万台超、Android・PC・Switchまで含めると10万台超の現場経験があります。
これだけ長くやっていると、「もう街の他の店では断られた」という機種が回ってくることがけっこうあります。古い機種の対応で気をつけているのは次の3点です。
- パーツの仕入れルートを長く維持していること(フランチャイズじゃないので独自に動けます)
- ネジ規格・コネクタ形状の違いを覚えていること(iPhone 4世代と6世代以降では中の構造がほぼ別物)
- 「直せないケース」を正直に伝えること(基板損傷や水没による電源不可など)
3シリーズや4・4sみたいに10年以上前の機種は、画面の在庫を常時持っているわけではありません。それでも「動くようにしてほしい」「思い出のデータだけ取り出したい」という依頼は、ぶっちゃけ大事にしたいんですよね。
修理の料金を確認してみよう
古い機種の修理、料金と対応時間の目安
iPhone 7以前のバッテリー交換は、税込3,000円〜(機種による)・最短10分・予約不要でその場でお返しできるケースが多いです。iPhone 8まで含めて、バッテリー交換は3,000円が基準価格になります(iPhone SE 第2世代・第3世代は4,000円〜)。画面ガラス割れもiPhone 7/7 Plusまでは在庫がある日が多く、6,000〜7,000円・30分が目安です。
もちろん良いことばかりじゃありません。iPhone 4/4s/5/5cあたりになると、パーツが取り寄せになることが普通です。当日対応が難しい場合は、来店時にその旨をお伝えして、最短翌日以降の作業になります。海外で買ったグローバル版や、すでに液漏れ・膨張で本体がゆがんでいるバッテリーは、状態を見てから可否を判断します。
こういう古い機種の依頼で多いパターンは、だいたい3つに分かれます。
- サブ機としてiPhone 7をまだ使っている方の電池切れ問題。LINEや音楽再生だけなら7でも全然戦えるので、3,000円のバッテリー交換でもう2年使えるなら安いという声をよく聞きます。
- お子さん用やゲーム機代わりとして古いiPhoneを使い回しているケース。SE第1世代やiPhone 6が現役で頑張っています。
- 思い出データの救出。iPhone 4・4sを直して、写真や連絡先を取り出してから引退させる。これは「修理」というより「データのお別れ作業」に近いです。
iPhone 7以前の修理で、うちが他店と違うところ
正直、新機種だけ扱っているお店とは商圏が違うと思っています。新型のiPhone 16や15だけ受けて、古い機種は断る——というやり方の店も多いです。それを否定するつもりはありませんが、私はネットワークエンジニアとして20年以上やってきて、要件定義や上流設計の現場で「動いているなら直して使い倒す」文化を見てきました。iPhoneも同じで、機械として動くなら直す価値はあると思っています。
うちの強みを正直に並べると、こんな感じです。
- パーツは正規工場から直接仕入れ。フランチャイズじゃないので、古い機種でも独自ルートで取り寄せ可能
- パーツに3ヶ月保証(お客様過失・自然消耗は対象外)
- データそのまま修理が基本(基板損傷時を除く)
- iPhone 3GS〜最新まで全世代の作業経験あり
逆にできないことも正直に書いておきます。基板の電源IC損傷・水没後の腐食が進んだもの・本体フレームが大きく歪んでいる個体は、お預かりしても直せないケースがあります。その場合は「難しいと思いますがやってみます」とお伝えします。
来店前にやってはいけないこと
古い機種の修理を頼む前、特にバッテリー膨張や水没で症状が出ているときは、次の点に気をつけてください。
- 膨張したバッテリーを自分で押し戻そうとしない(発火リスク)
- 水濡れの後に電源を入れたまま充電し続けない(基板腐食が進みます)
- 裏蓋がぱっくり開いてしまった状態で無理に閉じない
このあたりはやってしまうと修理代が一気に上がる、もしくは修理不可になります。迷ったら一度LINEか電話で写真を見せてもらうのが安全です。
古いiPhoneの修理は、西新店と博多店どちらでもOK
西新店はサザエさん通り沿い、藤崎駅から徒歩圏。城南区・百道・唐人町からのアクセスが良いです。営業は10:00〜20:00、定休は金曜日。博多店は住吉神社の裏手、キャナルシティから徒歩圏で、薬院・天神・博多駅からもすぐ。営業は月〜木 10:00〜20:00、金 10:00〜18:00、定休は土日です。
iPhone 7以前を直したい方は、来店前に機種名(覚えていれば型番も)をLINEで送ってもらえると、パーツの在庫確認と取り寄せ判断が早いです。最短翌日修理に持ち込める確率が上がります。
古い機種ほど店に任せてほしい
i@Qの1年データでは、iPhone 7以前の修理が23台。月2台ペースで今もコンスタントに来ています。古い機種は「捨てるしかない」ではなく、「直せる店がまだある」と覚えておいてもらえると嬉しいです。福岡で12年やってきたうちが、3GSから7まで対応します。気になる症状があれば、まずは電話・LINE・ネット予約のいずれかでご連絡ください。
修理の料金を確認してみよう
この記事を書いた人
石井つかさ(ライター / iPhone修理エンジニア)
✅ 2025年5月で創業11年!福岡市内で最も歴史のある(たぶん)iPhone修理店を運営
✅ 1万台以上のiPhoneを修理してきた実績
✅ システムエンジニア歴20年以上 → ハードだけでなくソフト面からもアドバイス可能!
✅ PC・ゲーム機の修理実績も多数
✅ ライターとしての実績もあり、「専門知識をわかりやすく伝える」のが得意!
「詳しいけど、オタク的じゃない」視点で、専門用語をできるだけ噛み筒き、お客様にとって本当に役立つ情報を発信しています。
🎓 2019年、40代で京都芸術大学に入学、2025年3月、6年かけて卒業。
その後すぐに放送大学に入学し、心理学を学部。 現在も学びを続経中です。
✍️ 芸術大学で学んだ“構成力・表現力”と、放送大学での“心理・社会・文学・経済”の学びを融合し、
情報発信や文章指導に応用しています。
「感性で伝え、論理で支える」
そんな発信を大切にしながら、ZINE、Kindle書籍、講座など多角的に活動中。
活動実績(一部)
✅ iPhone修理店のオーナーとして、福岡市内で最も歴史ある店舗(iatq.net)を運営
▶︎ 自社サイトはこちら
✅ Yahoo!ニュース エキスパートとしても執筆中
▶︎ Yahoo!記事一覧はこちら
✅ ビジネス系メディアへのnote実篩も多数
▶︎ 掲載メディアはこちら(note)
✅ ナビットの1000人アンケートの記事も担当
▶︎ ナビットでの執筆一覧はこちら
✅ Kindle書籍も多数出版。可処分所得や通信制大学に関する実用エッセイなどを執筆
▶︎ Amazon著者ページはこちら

