「返却のときにまとめて対処すればいいや」──そう思って、画面がバキバキのまま使い続けていませんか?
気持ちはわかります。2年返却プログラムって、たしかにお得な仕組みなんですよね。2年使って端末を返せば、残りの支払いが免除される。だったら画面が割れていても我慢して、返却のタイミングで次の機種に乗り換えればいい。そう考えるのは自然です。
でも、2025年から2026年にかけて、この「返却すればチャラ」の前提が大きく崩れました。
結論から言います。画面が割れているなら、今すぐ修理した方が得です。感情論じゃなくて、計算の話です。
2025〜26年の改悪で「罰金構造」がこう変わった
ソフトバンクを皮切りに、au、ドコモと、3キャリアが立て続けに返却プログラムを改悪しました。
変更の本質はシンプルです。「同じキャリアで次も端末を買わないなら、返却時に22,000円を払え」──実質的な違約金が復活したということです。
そしてここが肝心なのですが、画面割れの端末を返却した場合にも「故障時利用料」として最大22,000円がかかります。
| キャリア | 改悪日 | プログラム名 | 画面割れ返却の追加料金 |
|---|---|---|---|
| ソフトバンク | 2025年8月20日 | 新トクするサポート+ | 最大22,000円 |
| au | 2026年2月26日 | スマホトクするプログラム+ | 最大22,000円 |
| ドコモ | 2026年3月5日 | いつでもカエドキプログラム(新) | 最大22,000円 |
3社きれいに横並びの22,000円。どこに逃げても同じ構造です。
つまり、乗り換えて返却しても22,000円、画面が割れたまま返却しても22,000円。「返却まで我慢すればいい」と思っていた人にとって、この改悪はダブルパンチなんですよね。
いま返却タイミングを迎えるのはこの機種
「自分は関係ないかも」と思った方、ちょっと確認してみてください。
| 機種 | 発売日 | 2年返却の目安時期 |
|---|---|---|
| iPhone 15シリーズ | 2023年9月 | 2025年秋〜(すでに到来) |
| iPhone 16 / 16 Plus | 2024年9月 | 2026年秋(今年の秋) |
| iPhone 16 Pro / 16 Pro Max | 2024年9月 | 2026年秋(今年の秋) |
iPhone 15シリーズの方は、すでに返却期限が来ている、もしくは目前です。iPhone 16シリーズの方は、2026年の秋がまさにそのタイミング。
画面が割れたまま「あと何ヶ月かだし……」と放置しているなら、今この記事を読んでいるのはちょうどいいタイミングです。
非正規修理は返却時にバレる?バレない?
「画面を修理したいけど、非正規で直したらキャリアにバレるんじゃ?」──この質問、ほんとに多いです。
結論から言うと、以前と違って今はバレます。
昔はキャリアのスタッフが目視でチェックする程度だったので、スタッフの技量や裁量に左右されていました。でも今のiOSは違います。
iOS 15.2以降、「設定 > 一般 > 情報」の中に「部品と修理の履歴」という項目が追加されました。iPhone 12以降の機種なら、ディスプレイ・バッテリー・カメラなど主要パーツの交換履歴が記録されます。
非純正パーツで修理すると「不明な部品」と表示されます。純正の再生パーツなら「中古」、Apple純正のプロセスで修理されたものだけが「純正部品」と表示されます。iOS 18ではさらに「修理アシスタント」機能が加わり、キャリブレーションの有無まで記録されるようになりました。
つまり、設定画面を開くだけで一発です。スタッフの目利きは関係ありません。
──でも、ここからが大事な話です。
バレたからどうなるか。故障時利用料として22,000円を請求される。それだけです。
画面が割れたまま返却しても22,000円。非正規修理がバレても22,000円。金額は同じなんですよね。
だったら、修理して残りの期間をきれいな画面で使った方がよくないですか? 割れたまま数ヶ月ガマンした挙句、結局22,000円取られるのと、修理してストレスなく使って22,000円取られるのと。同じ金額を払うなら、日常の快適さを取った方が合理的です。
修理の料金を確認してみよう
修理費用 vs 22,000円──損益分岐点はここ
感情論じゃなく、数字で考えましょう。
画面割れのまま返却すると、故障時利用料は最大22,000円。一方、画面修理の費用は機種によって違いますが、ざっくりこんな感じです。
| 機種 | 画面修理の相場(非正規店) | 22,000円との差額 |
|---|---|---|
| iPhone 14 | 12,000〜15,000円前後 | 7,000〜10,000円おトク |
| iPhone 15 | 15,000〜20,000円前後 | 2,000〜7,000円おトク |
| iPhone 16 | 19,000〜22,000円前後 | 0〜3,000円おトク |
※金額は店舗や状態によって異なります。上記は一般的な非正規修理店の相場です。
iPhone 14や15なら、修理費が故障時利用料以下で済むケースも珍しくありません。iPhone 15の画面割れでも、当店の場合は22,000円を下回ります。
しかも、修理すれば返却日までの残り期間をきれいな画面で快適に過ごせます。割れた画面を毎日見るストレスって、金額に換算しにくいけど地味に大きいんですよね。操作中に指にガラス片が引っかかる感覚とか、通知を人に見られるたびにちょっと恥ずかしいとか。
「修理費が22,000円未満なら修理一択」。計算はこれだけです。
修理屋としては悔しいけど、「一括購入→売却サイクル」が最強説
ここからは、修理屋としてはちょっと悔しい話をします。
正直に言うと、画面を割らない生活を続けるなら、Apple Storeで新品を定価で買って、1〜2年で売却するのが一番コスパがいいんですよね。
iPhoneのリセールバリューはスマホの中でも別格です。
| 運用方法 | 2年間の実質コスト(目安) |
|---|---|
| Apple Store定価購入 → 1年で売却 | 約13,000〜20,000円/年 |
| Apple Store定価購入 → 2年で売却 | 約23,000〜30,000円/年 |
| キャリア2年返却(改悪後・美品) | 約22,000〜44,000円/2年 |
| キャリア2年返却(画面割れあり) | 約44,000〜66,000円/2年 |
※Apple Store iPhone 17(256GB)129,800円で試算。売却相場は時期・状態で変動します。
Apple Storeの定価は一見高く見えますが、キャリアの本体価格(定価ベース)より実は安いことが多いです。iPhone 17(256GB)の場合、Apple Storeが129,800円に対して、ソフトバンクは159,800円。定価の時点で3万円の差がついています。
しかもこのサイクルなら、常に最新機種を使えるのでバッテリーの損耗を心配する必要がありません。SIMフリーだから回線も自由に選べますし、画面割れの22,000円ペナルティにおびえる必要もない。
売り時は7〜8月がベスト。毎年9月の新型発表前が一番高く売れます。
──ただし。
この話は「次にiPhoneを買うときの戦略」です。今すでに画面が割れている人にとっては、まず目の前の端末をどうするかが先ですよね。その判断は、ひとつ前のセクションの計算で出ています。
修理費が22,000円を下回るなら、今すぐ修理して返却。次の1台からは一括購入→売却サイクルに切り替える。これがいま一番賢い動き方です。
結論:修理して気持ちよく使う方が、財布にも精神衛生にも良い
まとめます。
画面が割れたまま返却すると、故障時利用料で最大22,000円。非正規修理がバレても最大22,000円。金額は変わりません。
でも画面修理の費用は、多くの機種で22,000円を大きく下回ります。修理すれば返却までの期間を快適に過ごせて、精神的なストレスからも解放されます。
どう計算しても、修理した方が得です。
「返却まであと数ヶ月だから我慢しよう」と思っていた方、その我慢にお金を払う必要はありません。
i@Qなら最短10分で画面修理が完了します。まず診断だけでも大丈夫です。写真を撮ってLINEで送ってもらえれば、すぐに見積もりをお出しします。
修理の料金を確認してみよう
この記事を書いた人
石井つかさ(ライター / iPhone修理エンジニア)
✅ 2025年5月で創業11年!福岡市内で最も歴史のある(たぶん)iPhone修理店を運営
✅ 1万台以上のiPhoneを修理してきた実績
✅ システムエンジニア歴20年以上 → ハードだけでなくソフト面からもアドバイス可能!
✅ PC・ゲーム機の修理実績も多数
✅ ライターとしての実績もあり、「専門知識をわかりやすく伝える」のが得意!
「詳しいけど、オタク的じゃない」視点で、専門用語をできるだけ噛み筒き、お客様にとって本当に役立つ情報を発信しています。
🎓 2019年、40代で京都芸術大学に入学、2025年3月、6年かけて卒業。
その後すぐに放送大学に入学し、心理学を学部。 現在も学びを続経中です。
✍️ 芸術大学で学んだ“構成力・表現力”と、放送大学での“心理・社会・文学・経済”の学びを融合し、
情報発信や文章指導に応用しています。
「感性で伝え、論理で支える」
そんな発信を大切にしながら、ZINE、Kindle書籍、講座など多角的に活動中。
活動実績(一部)
✅ iPhone修理店のオーナーとして、福岡市内で最も歴史ある店舗(iatq.net)を運営
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✅ Yahoo!ニュース エキスパートとしても執筆中
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✅ ビジネス系メディアへのnote実篩も多数
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✅ ナビットの1000人アンケートの記事も担当
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✅ Kindle書籍も多数出版。可処分所得や通信制大学に関する実用エッセイなどを執筆
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