12月と3月はスマホの買い替えを考える方が多いようで、iPhone修理店である当店にも、修理中のお客様から「iPhoneとAndroidってどっちがいいんですか?」という質問をよくいただきます。
特に多いのが、親子でのスマホ選びについてのご相談です。親の予算的視点では「スマホはどれも使えれば同じ。できるだけローコストなAndroidスマホを買いたい」と考えがちです。しかし、子どもとしては「みんなが使っているiPhoneが欲しい!iPhoneの方がかっこいい」と主張することが多いのが現状です。
このように、予算を重視する親の視点と、デザインや流行を重視する子どもの視点が対立することもしばしば。そこで今回は、スマホ選びに迷ったときの参考として、iPhone修理店の視点でiPhoneとAndroidスマホのメリット・デメリットを徹底比較してみます!
iPhone修理店目線で見るiPhoneのメリット
iPhoneは修理体制が圧倒的に整っている
iPhoneは世界中で圧倒的な普及率を誇り、修理店のネットワークが広がっています。国内外問わず、トラブル時にすぐ修理対応を受けられるため、安心感が抜群です。また、修理用の部品供給が安定しており、修理費用も抑えやすい傾向があります。
日本国内での高いシェア率
日本では、スマートフォンユーザーの約49.6%がiPhoneを利用しており、特に10代女性ではその割合が80.2%に達します。
iPhoneが選ばれる理由として、友人同士で使いやすいAirDropやiMessageといったApple独自の機能があります。また、アプリやトラブル解決情報も豊富で、周囲との情報共有が簡単です。
iPhoneはリセールバリューが高い
スマホを買い替える際に重要なのが、売却時の価値(リセールバリュー)です。以下は、2020年発売のiPhone 12とAndroid代表機種Galaxy S20の新品価格と中古買取価格を比較したものです。
モデル | 新品価格(発売時) | 中古買取価格(2024年12月現在) | ソース |
---|---|---|---|
iPhone 12 | 約105,000円 | 約28,000円〜42,000円 | ウリドキ |
Galaxy S20 5G | 約110,000円 | 約25,000円〜28,000円 | 価格.com |
iPhone 12は発売当初の価格の約27%〜40%を維持しており、買い替え時にも高値で売却可能です。一方、Galaxy S20は約23%〜25%と低めで、iPhoneの方が圧倒的にリセールバリューが高いことがわかります。
安定した操作性とセキュリティの高さ
iOSはシンプルで直感的な操作感が特徴で、特にスマホ初心者や高齢者にも人気です。また、厳格なアプリ審査により、セキュリティ面でも安心して利用できます。
iPhone修理店目線で見るiPhoneのデメリット
修理費用が高額になりやすい機種もある
比較的新しいモデル(例:iPhone 12以降)は、修理に必要な部品が高額で、修理費用が高くなるケースがあります。特に画面割れやバッテリー交換といったトラブルは、最新機種になるほどコストが増える傾向があります。
背面ガラス修理は時間と費用がかかる傾向にある
iPhoneの背面ガラスは特殊な構造のため、対応できる修理店が限られており、外注に依頼する店舗が多いのが現状です。そのため、修理期間が長引いたり、費用が高額になるケースがあります。福岡では、当店のように背面ガラス修理に対応できる店舗はほとんどありません。これにより、迅速な対応が難しいと感じるお客様も多いようです。
外部ストレージ非対応
microSDカードが使えないため、ストレージ容量に注意が必要です。大容量モデルを購入すれば解決しますが、価格が高くなります。
カスタマイズ性が低い
Androidと比較すると、自由なレイアウト変更や設定ができない点がデメリットです。
iPhone修理店目線でのスマホ選び
iPhoneは修理対応のしやすさやリセールバリューの高さが魅力です。トラブル時の安心感や長期的なコストパフォーマンスを重視する方にはおすすめです。一方、Androidは自由度の高さとコスパがメリットで、個性を出したい方や価格重視の方に向いています。
スマホ選びでは、性能やデザインだけでなく、修理やアフターケアのしやすさも考慮して、長く安心して使える一台を選びましょう。