iPhone 修理店目線で見るiPhone 16:アップグレードすべき?
みなさん、お待ちかねのiPhone16シリーズが発表されましたね。
今回の記事はiPhone修理店目線でのiPhone16の特徴などをまとめてみました。
Appleの2024年発表内容のまとめ
発表日: 2024年9月10日
発表された機種と価格:
iPhone 16:$799〜(12万4800円)
iPhone 16 Plus:$899〜(13万9800円)
iPhone 16 Pro:$1099〜(15万9800円)
iPhone 16 Pro Max:$1299〜(18万9800円)
発売予定日: 2024年9月20日
特徴: 新チップA18を搭載し、Proモデルではカメラやパフォーマンスが強化されている。
その他の発表と価格:
AirPods 4:$199(日本円未定)、音質とバッテリーの向上
Apple Intelligence:新しいAI搭載サービス(価格未発表)
Apple Watch Ultra 2:$799(日本円未定)、健康機能が強化
iPhone 15シリーズとの比較:
iPhone 15シリーズの価格(2023年):
iPhone 15:$799(128GBモデルから)
iPhone 15 Plus:$899(128GBモデルから)
iPhone 15 Pro:$999(128GBモデルから)
iPhone 15 Pro Max:$1199(256GBモデルから)
変更点の詳細:
1. プロセッサのアップグレード:
iPhone 16は、Apple A18チップ(3nmプロセス)を搭載し、iPhone 15のA16 Bionic(4nmプロセス)に比べて高速かつ効率的なパフォーマンスを提供する。
2. メモリの増加:
iPhone 16は8GBのRAMを搭載しており、iPhone 15の6GB RAMから増加。AI関連のタスクでのパフォーマンス向上が見られる。
3. 新しいカメラ機能:
iPhone 16には、物理的なカメラコントロールボタンが追加され、空間写真や空間ビデオの撮影が可能に。AR/VRヘッドセットでの3D表示もサポート。
4. ディスプレイの改良:
iPhone 16は、最低輝度が1ニットまで下がり、暗い環境での使用がより快適。次世代のCeramic Shieldガラスで耐久性も向上。
5. バッテリーライフの改善:
iPhone 16はバッテリー容量が増加し、ビデオ再生時間がiPhone 15より約10%長く(22時間対20時間)。
6. 充電の改善:
iPhone 16は、MagSafeでの充電速度が向上し、最大25Wでのワイヤレス充電が可能。
iPhone修理店目線でiPhone16を考察してみました
お値段据え置き
無印iPhone16は15シリーズからお値段据え置きで嬉しいお知らせですが、性能面で大きな変更もありません。一般的に期待されている画面やカメラの機能向上は限定的なので、お値段そのままでの発売に踏み切ったのでしょう。
iPhone16Proシリーズは、共に$100ずつ上がっています。こちらはCPU、カメラなどの性能が上がっているので、$100アップも頷けます。
とはいえ、全体的に目新しい変更といえば物理ボタンの追加ぐらいでしょうか。
iPhoneのサイドにカメラをコントロールする物理ボタンが追加されています。
バッテリー、充電性能の向上
バッテリー性能はiPhone15と比べて15%アップしているようです。
iPhone3Gが発売された2008年当時から比べるとリチウムイオンバッテリーの性能は格段に上がっているのですが、電力消費量が増えているので、劇的に改善したという体感がないのが残念ですね。
ちなみに、iPhone3Gのバッテリー容量は1150mAh程度だったのですが、iPhone16は3561mAhにまで向上しています。
またQI(置くだけ充電)規格を使用したMagSafeの充電速度も上がっています。基本的に置くだけ充電は充電速度が遅いので、嬉しい改善ですね。
まとめ
iPhone 16シリーズは、プロセッサ、メモリ、カメラ機能、ディスプレイ、バッテリーライフ、充電速度など多くの面で改善されていますが、基本的なデザインやディスプレイのリフレッシュレートはiPhone 15と比べても大きな変更は少ないと言えるでしょう。
現在、古いiPhoneを使っている人やiPhoneの画面が割れている人や、バッテリー持続時間が短くなってiPhoneを使うのにストレスがある人は買い替えを検討してもいいでしょうが、新機種だからといって積極的に買い替える必要はなさそうなラインナップとなっています。
個人的に残念だったのが、AIが未搭載ということですね。来年の発表に期待です。