iPhoneのバッテリーをダメにするテクニック3選

今日はiPhoneのバッテリーをダメにするテクニックを3つほどご紹介。

バッテリー

1・ずっと放電したままにしている

充電し続けると過充電状態となりバッテリーが痛んでしまうようです。しかし、充電がなくなった状態で長時間放置するなど、放電しすぎるのも電池に負担をかけてしまうようです。現在のバッテリーや充電器には過充電防止のためのセンサー類もついていますが、基本的には充電が終わったらライトニングケーブルをiPhoneから抜いたほうがいいでしょう。また充電をしながら長時間利用するのもNGです。充電と放電を短いサイクルで繰り返すのでバッテリーが痛んでしまいます。

以前主流だったニッケル水素のバッテリーでは、電圧を下げるメモリー効果を解消するために放電が有効でした。しかし、現在使われているリチウムイオンバッテリーの場合は、放電しすぎると化学反応が起きなくなりバッテリーが使えなくなる恐れもあります。実際、昨日来店されたお客様のiPhone5がこのような状態になっていました。数年間iPhone5を使わず放置していたらしいのですが、いざ電源をいれようとしても入らず、充電しようとしてもできずに当店に持ち込まれました。結果、バッテリーを新品のものに替えてドックコネクタ部分も不良でしたので、そこまで交換して正常に使える状態になりました。

2・冷蔵庫などで冷やす

バッテリーが熱くなったからといって急激に冷やすのはダメです。最近のiPhoneをはじめとするスマホなどはバッテリーを外せない機種が多いです、だからといって冷蔵庫に入れて冷やすなどして急な温度変化を起こすことによって内部に結露が生じ、故障の原因にもなりかねません

実際に当店に持ち込まれたケースでは酔っぱらって帰宅して、なぜか買ったばかりのiPhoneを冷凍庫に入れてしまったそうです。5分ほどして気づき取り出したが起動せずということで、当店に持ち込まれました。
状態としては、しっかりと水没状態でした。夏場の湿気が多い時期でもあったのでiPhoneの中にあった湿気が一気に冷やされて結露して水没状態になったのでしょう。

あそこまで見事な水没マークは珍しいぐらいでした。

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※この写真はイメージです。

電話やゲームアプリを長時間していると、びっくりするぐらい熱くなることがあるが、焦って冷却するのではなく、生活の範囲内で放置しておくのが正解のようです。

実際にAppleのスタッフさんに話を聞いてみると、ある程度iPhoneが熱を持つのは正解だそうです。そうやって放熱することによってiPhoneの高いパフォーマンスは保たれているとのことです。
熱さが気になるのであれば、iPhoneのケースを放熱効果の高いアルミ製のものに替えてみると効果がある気がします。

一番はiPhoneが熱くなったら使用を控えることだと思います。

3・古いバッテリーを使い続ける

電池の寿命が過ぎてもなお、外部バッテリーを使用するなどして無理に延命するのも問題とのこと。バッテリーに一層負担がかかって膨張し、iPhoneを壊れやすくするだけでなく、発火の危険性も考えられるからだ。「お金がもったいない」と、古いバッテリーを使い続けるのはとても危険。素直にバッテリーを交換したほうが結果として安く収まることも多いです。

当店に持ち込まれたケースでは、iPhoneのバッテリーを酷使しすぎてバッテリーが正常な反応を示さなくなったというレアなケースもありました。
ここまで頑張るのはすごいですが、発火などしてiPhone本体が使い物にならなくなったら本末転倒です。

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当店では精密にバッテリーチェックができるシステムを導入しております。
お近くの方はぜひ当店までお越しください。バッテリーチェックを無料でやっております。
現在のバッテリーの状況を知ることで今後の使い方も変わってきます。

最近バッテリーの減りが早い気がするといってご来店される方も多いのですが、当店ではテスターチェックをして正常範囲だと判断をすれば、お断りするケースもございます。
気分や雰囲気でバッテリー交換をすることはございません。

大切なのは、現状を把握することです。
現在のバッテリーの状況を把握して適切な使い方をすればiPhoneのバッテリーは長持ちしてくれます。

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