iPhones6 バッテリー交換
iPhones6画面交換の依頼で博多駅前にお勤めの方が博多店への御来店。
画面と本体の間に隙間があるので交換してほしいとの依頼。
確かに本体とパネルの間に隙間があり嵌合していない。ただ表示は正常。
バッテリがすぐなくなってしまうとのこと。
まずパネルを開封してみたところ、
バッテリが膨張、それによりパネルが押し上げあられた状態になっていた。
お客さまに現状を見てもらい画面は問題ないのでバッテリの交換修理に変更となった。
先ずは本体とパネルを分離するため電源コネクタのカバーを外し、
LCDのコネクターカバーを外し、コネクターを外して、本体とパネルを分離。
バッテリーを固定する両面テープを剥がすためTAPTIC ENGINE(ブルブル)をとり外す。
バッテリーを固定している両面テープを少しずつ剝がしていく。
引っぱる力加減とスピードが絶妙!
早すぎるとちぎれてしまう。
ちぎれると後が厄介。
さらにバッテリーが飛んでいかないように慎重に!
この両面テープは優れ物で伸縮性が高く、粘着力も強い。
バッテリーが外れたら今度は交換するバッテリーに両面テープを貼る。
上に取りつけられるパネルとの干渉を注意しながら位置決め、固定。
しっかり上から押えて、外れないように!
TAPTIC ENGINE(ブルブル)を取り付けて、
パネルとバッテリーコネクターを接続、パネルを取り付けて修理完了。
動作確認異常なし、バッテリーレベル回復。
ちょっと調べて見ました。
■電池が膨らむ原因
一般的なスマホ向けのリチウムイオン電池(リチウムポリマー電池(リポバッテリー))では、正極材にコバルト酸リチウム、負極材に黒鉛、電解質にゲル状ポリマーなどを使用し、ケースにはアルミラミネートフィルムを用いたラミネート型電池となっています。
主に経年劣化によって電解質の酸化が電池内部でおこり、この際の反応としてガス発生も同時に起こります。
このガス発生により、リポバッテリーの膨張が起こります。
バッテリーの膨張が起こる他の理由としましては、電池パック自体が不良品であり電池内部に作製時の金属片などの異物が紛れ込み、この異物がセパレータを突き破ることで内部短絡を起こす場合があります。
大きい面積で内部短絡が起これば、電池の爆発(破裂・発火)につながる場合もあります。
ただ、微小な内部短絡では多少短絡(正極と負極の接触:ショート)が起き、その発熱に伴う電解液の分解・ガス発生が起こり、電池の膨張が起こるだけで止まるケースもあります。
また、電池パック自体が不良品でなくても、外部からの衝撃や圧迫によって、電池が変形し、内部短絡にtながるケースもあります。